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Windowsの使いにくさの本質(Re: TODOリスト)




中村 のりつぐ です。

In article <20000930112745B.nishi@vox.dj.kit.ac.jp> 
Takuya Nishimoto <nishi@...> wrote:
> 私自身の興味は、例えば渡辺先生の言葉で
> 
>   WindowsはGraphical User Interface (GUI) による画面の直感的操作を前提と
>   するため、スクリーンリーダーの助けを借りても視覚障害者が使いにくいOSで
>   あった[Ishikawa95]。
> 
> というところを、なにか客観的に評価できないだろうか、というところです。
> 例えば Voice Meadow で動く Mew と WinBiff + 98Reader などの環境を
> 比較して、具体的にどちらがどう音声インタフェースとして優れているのか、
> という観点から検討したい、と考えています。

研究者の方には色々調べて、ぜひ結果を教えて頂きたいと思っています。


ところで、Windows の音声での使いにくさと emacspeak の
利点などを考えるにつけ、次のようなことが私の中でクリアに
なっていなくてモヤモヤしています。


現状の Windows の GUI が音声から使いにくいからといって、
Windows の GUI システムが本質的に使いにくく、DOS の CUI の方が
絶対使いやすいと言えるのか?という点です。


確かに DOS の CUI は VRAM を直接読めたから、情報がたくさん取れて
良かったといえます。一方、現状の Windows の GUI では、情報が
読めないために、使いにくかったり、使えないといった問題点があります。

しかし、抽象度からいったら Windows の方が、部品化されていて
(現状ではされるべきはず?かもしれない)、その情報さえ適切に
取得できれば、本来ちゃんと音声でも使えるのでは???
と思ってしまうのです。(現状では全然そうなっていないので当然
使いにくい、もしくは使えない状態ですが)

もちろん豊富な2次元の画面情報を情報量の少ない音声に落すので、
使いにくくなる点は絶対避けられないと思いますが、
それは emacspeak でも同じですよね?


       中村 典嗣  E-mail:     nnakamur@...