ユーザインタフェースの過去、現在、未来

コンピュータや家電のユーザインターフェースは次々と新しい方式が発見され、消えて行きます。そしてその変化に比較的翻弄されやすいのが視覚に障害を持つ人たちかもしれません。多くのUIや想定するメンタルモデルが視覚を前提としているため、視覚なしで可能な操作方法やとらえ方がその都度開発されてきました。

視覚障害を持つ人がコンピュータを操作する時、キーボード入力、音声出力というのが一般的なスタイルです。しかしiPhoneやMacのVoiceOverが登場し、タッチデバイスの利用可能性が示されました。タッチ+音声UIというのは、実は単にスマートフォンをだましだまし使うための発明以上の可能性を秘めているのではないかと感じています。

ここでは非視覚的UIをいろいろ体験してきたユーザとして、これまでの歴史を振り返りつつ、これからについて考えてみたいと思います。