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Re: voicifying quail
- To: bep@argv.org
- Subject: Re: voicifying quail
- From: Koichi INOUE <inoue@argv.org>
- Date: 26 Jan 2001 13:14:07 +0900
- Delivered-To: mailing list bep@argv.org
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- Organization: Accessibility Research Group for the Visually Impaired(ARGV)
- User-Agent: T-gnus/6.14.4 (based on Gnus v5.8.6) (revision 03) REMI/1.14.2(Hokuhoku-Ōshima) Chao/1.14.1 (Rokujizō) APEL/10.2 Emacs/21.0.91 (sparc-sun-solaris2.7)MULE/5.0 (SAKAKI)
Naoto Takahashi <ntakahas@...> writes:
> 知らない漢字が出てきたときは t-code の中から仮名漢字変換を起動すること
> ができますから、その点は大丈夫です。
基本的に点字使用者は漢字の熟語をちゃんと覚えていません。(もちろんそう
でない人もいるはずですが)私もかなりかな漢字変換の提示してくれる組み合
わせに頼っています。
TUT_Codeを使っている先輩もたまにかな漢字変換なら絶対しないような書き間
違いをするのですが、視覚障害者だとこれはもっと顕著になるでしょうね。
逆に初等教育からこの入力法をマスターすれば少しは熟語を覚えるようになる
でしょう(一応冗談です)。
以下余談です。
点字には2系統の漢字表現方法があります。一つは漢字を構成する部品の情報
からある程度のこじつけを経て6点*2マス/3マスの表記に当てはめたもの、
もうひとつは音訓の情報からこれもかなりのこじつけを経て6点*23マスに当て
はめるものです。いずれも無連想ではないですね。
両方とも紙に書くことができるのですが、結局はコンピュータへの直接入力用
コードとして以外使っている人は少ないと思います。それを知っていて常用し
ている人事態がかなり少数です。昔は視覚障害者用ワープロにかな漢字変換機
能がなかったという事情があり、今は使えるようになったという時代の変化も
あるのでしょう。
以上、視覚障害者と漢字表現法についての解説でした。
--
Koichi Inoue, ARGV
E-Mail: inoue@...
ICQ UIN: 74900690