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メールソフトの比較検討



bep の皆様

西本です。いつも読んでばかりで申し訳ありません。

いまヒューマンインタフェース学会の 12/15 の研究会(テーマ:福祉工学)で
発表しませんか、という話をいただいています。
本当は発表〆切は過ぎているのですが件数が不足しているようで、
声がかかりました。場所は新宿の工学院大学です。

そこで、「打ち込み君」ではなく、いま学生にやってもらっている
BEP がらみの作業をまとめて、下記のように申し込もうと思います。
(明日かあさってに連絡するつもりです)

もしかしたら BEP には辛口な発言をしてしまうかも知れませんが、
欠点をあげつらうつもりはなく、
「こういうところを直せば Emacspeak は使いやすくなる!」
という点を整理して、その実装をお手伝いしたい、
というのが私の気持ちです。

ちなみに比較対象は MM-Mail と WinBiff です。
とりあえず言えるのは MM-Mail は意外とよくできていて、
けっこう手ごわいです。

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題目:視覚障害者のための電子メール環境における操作性の検討
著者:西本卓也, 住吉悠希, 荒木雅弘, 新美康永
所属:京都工芸繊維大学 工芸学部 電子情報工学科

概要(長すぎるのであとで削ります):

現在多くの視覚障害者が GUI を前提としたソフトウェアを音声化
して利用している。しかし GUI ベースのソフトの音声化では
視覚障害者が真に使いやすい環境は実現しにくいという指摘があり、
Emacspeak に代表される AUI の概念も提案されている。
我々は、これらの議論は GUI そのものの問題ではなく、GUI の影響により
アプリケーションの概念モデルやコマンド体系、フィードバックなどの
設計が異なっていることに問題の本質があると考える。
このような問題に関する予備的な検討として、今回我々は、
GUI を前提としつつ音声読み上げに対応した2種類のメールソフトと 
Bilingual Emacspeak のメール環境について、
音声読み上げとキーボード入力のみを用いた場合の操作性を比較検討した
ので報告する。

連絡先:
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎御所海道町
京都工芸繊維大学 工芸学部 電子情報工学科
email:nishi@vox.dj.kit.ac.jp