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Re[2]: 4thWIT & current status of BEP
- To: bep@argv.org
- Subject: Re[2]: 4thWIT & current status of BEP
- From: Takayuki Watanabe <takayuki@la.shonan-it.ac.jp>
- Date: Fri, 16 Jun 2000 18:58:35 +0900
- Delivered-To: mailing list bep@argv.org
- Mailing-List: contact bep-help@argv.org; run by ezmlm
西本さん、BEPの皆様、
渡辺@湘南工科大です。
On Fri, 16 Jun 2000 18:19:05 +0900, Takuya Nishimoto wrote:
> 「打ち込み君」の近況ですが、Linux 版はマルチスレッド化などで多少改良が
> 進んだのですが、いまは Windows 版のニーズが大きいということで、そちら
> の開発に取り掛かっています。
おー、Windows版ですか。ついにブルースクリーンの世界に進出ですね。
> お手伝いさせてください。
仕事の分担を相談しましょう。私も大学のdutyが忙しくて (会議などの雑用?は思
い切りサボっているのですけど振り払っても振り払っても教育と研究以外の用事
が舞い込んできます。) 行き当たりばったりで進めているところがあるので一度
西本さんや井上さんと相談して具体的な工程をスケジュールできればうれしいで
す。
もしかして東京に来る用事はありませんか?
> でもBishop版スピーチサーバーとは何でしょう?
Gary Bishopという人が書いた、Windowsで動くDECtalkもどきのSAPI対応スピーチ
サーバーです。半年ほど前にVC++のソースを送ってもらいました。私が作ったス
ピーチサーバーよりもはるかに洗練されたプログラムだったのでこれを2ヶ国語化
してWindows版のBilingual Emacspeakに使おうとしていた (同じ物を作るな、ま
して性能が悪いものを作るなポリシーです) のですが、日本語エンジンを使うと
ハングアップする現象に悩まされていて半年間、壁にぶち当たっていました。今
回小出さんにソースを見てもらったらあっさり解決しました。さすがプロ。
ご興味がお有りならソースをお送りします。
今年は7月も8月も用事が山積みなのでどこまでできるかわかりませんが、ユーザー
テストをするすると言っておきながらまだできていないので、WITまでに作業を進
めたいと思っています。Windows版で必要な作業は、
・Bishopコードの改良:安定化、ポーズ機能追加、日英エンジンの抽象化 (速度
変更やピッチ変更などのコマンドを各エンジンの仕様に合わせて処理する)
・Emacspeakの2ヶ国語化:Voice Meadow用に書いた2ヶ国語自動切換えの機能を組
み込む。Emacspeakを理解して、どこのモジュール(レイヤー)をいじれば自然に多
言語に拡張できるか決め、実装する。
・言語に対応した読み上げ機能提供:詳細読み、日付けや時間の読み方など、
・論文にする:Emacspeakが日本語だけで使えるようになった段階で論文にできな
いかな...?
・ユーザーテスト:井上さんや坂本さんなら使える状態になったら少人数のテスト
をする。
Linux版の課題はスピーチサーバーの改良ですね。あとは日本語変換の読み上げ以
外は、Windows版と同じ物が使えるはずです。