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Re: [bug] ntfsmount
- To: bug@...
- Subject: Re: [bug] ntfsmount
- From: Koichi INOUE <inoue@...>
- Date: Sat, 05 Jan 2008 02:01:43 +0900 (JST)
- Delivered-to: mailing list bug@...
- Mailing-list: contact bug-help@...; run by ezmlm
井上です。
"Kojiro Kuyo" <mailing@...> writes:
> でもこれ、リードオンリーでマウントしているのではないでしょうか。
あ、ほんとですね。
/etc/fstabのエントリが
/dev/sda1 /mnt/sda1 ntfs noauto,user,dev,suid,exec,ro,umask=000,uid=1000,gid=1000 0 0
となっていて、Linux標準のNTFSドライバでマウントするようになっているため
のようです。
確認を怠っていました。
GRMLにはNTFSドライバとしてntfsprogs(ntfsmountを含むツール群)と、
ntfs-3gの二つが入っているようです。
grml-tips ntfs
というコマンドで表示される内容を読むと何となくわかります。
結局以下のようにすると読み書きできる形でマウントすることができました。
ntfsmount /dev/sda1 /mnt/sda1
または
ntfs-3g /dev/sda1 /mnt/sda1
ntfs-3gはntfsmountより新しい実装のようなので、こちらを使うのがいいよう
に見えます。以下に開発の経緯が書かれています。
http://www.ntfs-3g.org/about.html
なぜntfsmountをググって上位に出てくるこちらのページ
http://firefoxhacks.at.webry.info/200602/article_1.html
で、
ntfsmount /mnt/hda1 -o dev=/dev/hda1,umask=0,succeed_chmod
このように複雑なコマンドラインになっているのかわかりません。
少なくとも現在のntfsmountのマニュアルにはマウントするデバイスとマウント
先ディレクトリの二つを指定する書式しか書かれていません。
このように時期によって、ディストリビューションによって扱い方がどんどん
変わるのがLinuxの困ったところでもありますね。
なお、読み書き可能でマウントしたら、いきなり電源を切ったりせずに、きち
んとシャットダウンしないとデータが壊れたりするかもしれません。
ちなみに、
ntfsmountはmount.ntfs-fuseに、
ntfs-3gはmount.ntfs-3gに、
それぞれシンボリックリンクされています。それで、fstabの左から三つ目の部
分がntfsの代わりにntfs-fuseまたはntfs-3gとなっていると、それぞれ
ntfsmount, ntfs-3gを使ってマウントが行われるようになります。
どんなファイルシステムがマウント可能かは、
cd /sbin
ls mount.*
で調べられます。
gmailfsってどういうのかな、と思ってみたり。
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Koichi Inoue, ARGV
E-Mail: inoue@...
Weblog: http://d.hatena.ne.jp/inopie/