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Re: [bug] 質問です
- To: bug@argv.org
- Subject: Re: [bug] 質問です
- From: Koichi INOUE <inoue@argv.org>
- Date: Wed, 03 Apr 2002 00:57:26 +0900
- Delivered-To: mailing list bug@argv.org
- Mailing-List: contact bug-help@argv.org; run by ezmlm
- Organization: Accessibility Research Group for the Visually Impaired(ARGV)
- User-Agent: T-gnus/6.15.6 (based on Oort Gnus v0.06) EMIKO/1.14.1(Choanoflagellata) FLIM/1.14.3 (Unebigoryōmae) APEL/10.3Emacs/21.2.50 (i686-pc-linux-gnu) MULE/5.0 (SAKAKI)
井上です。
本題を忘れてました。
Reiko TAKAHASHI <HFC03614@...> writes:
> UNIXを個人で使おうとした場合、Linuxのテキスト系(?)と、おおよそどんなと
> ころが違ってくるのでしょう?
>
> やはり、UNIXよりもLinuxのほうが優れていると思われますか?
今の所、テキストだけで使う場合にLinuxが他のUNIXたちに比べて視覚障害者に
利用しやすくなっていると言えると思います。
Linuxではbrlttyやspeakupといった、本体のコンソールを直接操作しながら点字
や音声のフィードバックを得る方法がいくつか開発されていますが、今の所他の
UNIXではこれはありません。
ただし、英語しか使わない場合の話です。それに、brlttyは点字ディスプレイ
(洋もの)があればいいですが、音声はDoubletalkやDECTalkなど日本であまり使
わない外づけ英語音声装置が必要です。
それと、最近はユーザに見える新しい技術はとりあえずLinuxを対象に開発され
る傾向にあるように思います。
お馴染みのEmacspeak/BEPはソフト音声合成を使って日本語も読むことができま
すね。これも日本語音声合成部分がLinux専用です。ただ、これについては
FreeBSDがLinuxを一部まねる機能を持っているため、FreeBSDでも同じように使
えるということです。
従来の方法で端末から使うなら、憶えることが少し違ったり近くに聞ける人が
多いか少ないかを除けばどれもほとんど変わりません。
日本ではPC98用のものが古くから開発されていた関係でFreeBSDを使う人が多かっ
たのですが、最近は猫も杓子もLinux状態なので、Linuxユーザも増えつつありま
す。Linuxは他のに比べてこの軟派な時代に対応してデバイスの認識が自動化さ
れたり楽に管理できるようになってきています。
ということで、とりあえずお勧めはLinuxではないかと。
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Koichi Inoue, ARGV
E-Mail: inoue@...