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LC2KFall 応募



LC2KFall運営事務局 様、
CC: BEP

先日、どのカテゴリーに応募すべきか相談するメールを差し上げたのですが、
お返事をいただけないままに締め切り日になってしまったので、
論文で応募します。
>  From: Takayuki Watanabe <takayuki@...>
>  Date: Tue, 22 Aug 2000 21:30:13 +0900
>  Subject: LC2KFall 論文応募種別の質問
> --
> 
> LC2KFall運営事務局 松室様、
> 
> 以下の内容でLC2KFallに応募したいのですが、どの応募種別に応募すべきか
> 悩んでいます。


以下、応募書類です。

---
氏名:渡辺隆行 (Takayuki Watanabe)
E-mail:takayuki@la.shonan-it.ac.jp
所属:湘南工科大学 情報工学科、
      Bilingual Emacspeak Project (http://www.argv.org/bep/)

テーマ:
Bilingual Emacspeakと視覚障害者のLinuxアクセシビリティ向上

種別:論文
   (論文かカンファレンスのどちらが適切かわからないのですが、
     どちらかに決めねばならぬので、論文で応募します。
     デモをさせていただければ幸いです。)

内容:

パソコンに文字を読み上げさせることで、視覚障害者が晴眼者と情報を共有
できるようになった。GUIを使っているWindowsは画面読み上げのスクリーン
リーダーでは使いにくい。一方UNIXはキャラクターベースであり、GNU/Linux
がオープンな世界であることもあって、視覚障害者も使いやすいと予想され
る。しかし現実にはUNIX用の日本語スクリーンリーダーは存在せず、視覚障
害者はスクリーンリーダが動作する DOS端末からログインして隔靴掻痒で使
わざるを得ない。そこで本報告ではまず、障害者がLinuxを利用する際の問題
点を紹介する。

このような状況を打開するために、晴眼者と視覚障害者共同のオープンプロ
ジェクトとして、音声化システム Bilingual Emacspeakを開発している。こ
のシステムはRaman博士が開発した Emacspeakを日米2ヶ国語と Linux及び
Windowsに対応させるもので、GNU Emacs自身がスピーチサーバーを制御して、
聴覚に最適化した形で情報を提示する。開発中のLinux版 Bilingual
Emacspeakを元に、本システムによって視覚障害者が Linuxを活用できる様子
をデモを交えて述べる。

アメリカにはBlinux(Blind+Linux)があり、kernel2.4が音声合成をサポート
するなど、Linuxのアクセシビリティを向上させる活動が色々あるので、それ
らについても紹介する。

参考URL:

BEPの論文;
http://www.shonan-it.ac.jp/each_science/info/nabeken/data/2ndWIT/
渡辺のWebサイト;http://www.argv.org/~watanabe/
http://www.shonan-it.ac.jp/each_science/info/nabeken/voice/
Emacspeak;http://emacspeak.sourceforge.net/
blinux;http://leb.net/blinux/

以上