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Re: Inquiry; Phonetic読みと詳細読みの違い
- To: bep@argv.ac
- Subject: Re: Inquiry; Phonetic読みと詳細読みの違い
- From: "Teruyoshi Fujinuma" <istal.teruyoshi@nifty.com>
- Date: Thu, 16 Mar 2000 19:00:22 +0900
- Delivered-To: mailing list bep@argv.ac
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こんにちは藤沼です。
こちらには初めての投稿ですがみなさまよろしく御願いいたします。
以下のメールへの返信です。
At 16 Mar 16:18 , Takayuki Watanabe wrote:
>渡辺@湘南工科大です。
[中略]
>漢字を読み上げるときは、
> 1) 音読み
> 2) 訓読み
> 3) ”亜細亜の亜”のように説明を付加した読み上げ
> 4) 文字コード
>のような同定の仕方があると思うのですが、
>3)だけが「詳細読み」で、1)や2)が「Phonetic読み」なのでしょうか?
ふぉねてぃっく読みはアルファベットや五十音の文字一つ一つが明確に聞き取
れるようにその文字が頭に付いている単語で読み上げる方法です。
無線電話等で通信内容を絶対に誤って聞き取ってはならない場合や明瞭度の悪い
通信系で使用されます。
【レイ】 A = Alpha C = Chary
あ = あさひのあ え = えいごのえ
詳細読みや説明読みというものは漢字等表意文字の要素の強い文字に対して言
葉で特定の文字を表すときに使用する方法で統一的な読み基準はありません。最
初にこの読みを採用したのはYLV−30という音声合成装置です。
私は漢字の詳細読みという言い方は適切ではないと思います。
漢字の用法や意味や作りを総合的に判断して最も一般的に理解されやすい説明を
する方法が現在は用いられていますので、これは「説明読み」とでも言うべきで
はないでしょうか。
全ての漢字を用法を挙げて説明するのは不可能(特に異体字や旧字)ですので
、ある決められた規則に従って漢字を「詳細に」読ませるという事は実用的では
ないとかんがえます。
ただし、そのようなフィールドがあっても良いでしょうが。
第2水準の文字になると使用法だけでは説明できない者が多く現れます。「ク
ルマヘン」や「むしへん」等のある文字には文化的にあまり良い意味とされない
語に使われる漢字が多いですし、第1水準の漢字でも「郭・廓」のように音は「
かく」訓は「くるわ」と「がんだれ」が付くか付かないかだけで意味も音も違わ
ない文字もあります。私はこの文字では「がんだれ」が付く文字を漢字文化圏の
一般的良識に照らし合わせて「ゆうかくのかく」という読みにし、「がんだれ」
の付かない文字を「じょうかくりんかくのかく」という読みにしました。(どち
らの「かく」を用いても誤りにはなりませんし日本語仮名漢字変換のATOKで
はどちらも出ます。)
>RamanのEmacspeakでは、phonetic table として、1を"one"と呼ばす表を定義して
>います。
>
>また、「詳細読み」に対応する英語は何でしょうか?
>Detailed reading of Kanji characters かな?
>Explanatory reading of Kanji characters かな?
>
上記の事から
Explanatory reading of Kanji
が妥当ではないかと思います。
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Teruyoshi Fujinuma
INTEGRAL SYSTEMS TECHNICAL ADVANCED LAB.
E-mail : istal.teruyoshi@nifty.com
phone : 0280-31-7224
+81-280-31-7224