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Re: BEPプレゼンテーション
- To: bep@argv.org
- Subject: Re: BEPプレゼンテーション
- From: Koichi INOUE <inoue@argv.org>
- Date: 19 Feb 2001 16:20:17 +0900
- Delivered-To: mailing list bep@argv.org
- Mailing-List: contact bep-help@argv.org; run by ezmlm
- Organization: Accessibility Research Group for the Visually Impaired(ARGV)
- User-Agent: T-gnus/6.15.0 (based on Oort Gnus v0.01) (revision 06) SEMI/1.14.3 (Ushinoya) FLIM/1.14.2 (Yagi-Nishiguchi) APEL/10.3 Emacs/21.0.98 (sparc-sun-solaris2.7) MULE/5.0 (SAKAKI)
井上です。
昨日2/18に九大でBEPの発表をしました。
プレゼン資料表示+BEP for Windowsデモ用にBiblo、
LinuxのオリジナルEmacspeak(とBEP)のデモ用にVAIOとDectalkを持って行きま
した。
プレゼンはBEPの開発動機についてちょっと話した後、Emacsの利便性、
Emacspeakの紹介&デモ、日本語対応で問題になる点の紹介、音声化システムの
プラットフォームとして使うときに嬉しいこと、今後の予定などを話しました。
バッファの特定のエリアにpersonalityのプロパティを設定して声が変わる様
子などもWin版でデモしました。
マシンが2台あるのにプロジェクタへの線が1本しかなかったり(こちらが悪
いのですが)、全体的にスケジュールがきちきちで時間が押していたりで思う
ようにプレゼンできない面もありましたが、どういうことをやりたいか、なに
ができるかは伝わったと思います。
質問としては、
・Ramanというのは数式読み上げのAsterを開発した人か?その機能は入ってい
ないのか?(うちの教授)
・自分も中国の視覚障害者のためにLinuxでなにかやりたいと思う。協力する
にはどうしたらいいか?(中国からの留学生で数式の意味構造理解について研
究している人)
などがありました。
意外に早くm17nに取り組まないといけなくなるかも知れません。
数式読み上げについてはRamanにも聞いてみたいと思っています。
今後の流れにもよりますが、LaTeX文書からの数式読み上げ(日本語)を研究さ
れている日大(短大部)のグループでBEPをプラットフォームとして用いること
になっていくかも知れません。
# この用途は利用者が高等教育で数学をやっている人に限られるのでEmacsで
# も大丈夫ではないかという気がします。
他の発表としては基本的に数式のOCRが中心ですが、こちらに関係するところ
では
・Ibuki-Tenの開発とDLL化について: Linux対応などもやらないというわけでは
ないが人手が足りない(作った学制が今年卒業)。
・Universal Japanese Braille Code(UJBC)への取り組みとLaTeXとの間での自
動変換について: 個人的にはここ何年か状況は変わってないなという気がした。
・数式読み上げ方法の提案とWZマクロでの読み上げシステム実装: 相手がTeX
なのとWZ(3.0)がプラットフォームなのであまり使えるものになってないと感
じた。ここ1年くらいこれも止まっている。今後はエディタに依存しない実装
(処理をエディタの外でやるなど)やLinux対応もやりたいらしい。
・鈴木研究室の数式OCR&自動点訳システム: 各コンポーネント(数式の活字/オ
ンライン手書き認識、数式としての構文解析など)は少しずつできて来ている。
手書き認識はデモができる状態になっていた。電子黒板やMathematica連携な
どに応用するらしい。
などなどでした。
資料は電子媒体と点字で用意されていました。院生のみなさんごくろうさま。
という感じです。
とりあえず終わってほっとしています。
--
Koichi Inoue, ARGV
E-Mail: inoue@...
ICQ UIN: 74900690