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Re: [AC-senmon 128]「障害者・高齢者等配慮情報システム開発事業」説明会の開催



小田です

> 渡辺です。
> 
> ニューメディア開発協会の公募をご紹介頂きありがとうございました。
> # 実は富士通の飯塚様からも同じ件でメールをもらいました。
> 
> 今回これをご紹介頂いたのは、これでBEPの開発・普及を進めよということ
> でしょうか? 重点テーマの3に該当しますね。
> 
> こうした資金でBEPの開発・普及が進むとよいのですが、話の進め方を間違うと
> BEPのユーザ中心オープンソースプロジェクトの性格がダメージを受けかねない
> ので、どういうふうに取り組めばよいのか、BEPのメンバーと話し合って見ます。
> # Linuxのようにうまく企業とかみ合えばよいのですが...
> # 最近福祉のビジネスモデルについて色々考えています。
> 
> BEPが今必要としているのは、
> ・WindowsやLinuxでC++のソースを書いて、正式リリースできるレベルにできる
> 人
> ・EmacspeakのELispを多言語化して正式リリースできるレベルにできる人
> ・私のアシスタント
>   # 大学のdutyと雑用だらけで今週も家に帰れない。
> ・初心者が使用するためのドキュメントを書く人  
> ・初心者のインストールを助ける人
> ・初心者をサポートする人
> ・Linux用のフリーな日本語音声エンジン
> ・CD-Rなどの配布
> あるいは我々(渡辺や井上など)がそれを行うための時間。
> であって、お金をかければ解決する問題ではないと思うので、どう考えれば
> よいのか悩むところです。
> # 積極的に考えるとすると、ペアを組める企業としてゼータビッツ等が
> # 考えられるかもしれません。

時間を金で買うというのは、難しいでしょう。しかし、マンパワーを金で買うと
いうことはできると思います。大学のアシスタントなどを雇えないかなと大学が
申請主体になりうるのか?打診した結果、企業でということでした。ただ、企業
体でなくても、NPO でもいけるのではないかと想像しています。大学がだめとい
う理由は、開発だけに終わって、実社会に応用して製品化やサポートまで考えな
いからということでしたから。

申請を企業からにして、実際には、アシスタントをそこから派遣してもらうなど、
さまざまな「やりよう」があるものと思います。

申請せよという、おこがましいことを迫っているのではなく、金で解決する
部分を金で解決して、できるだけ早期に多くの人がつかえるものにしては
どうか?たまたま、そういう援助が得られそうなので、
そのために税金をつかってはどうか?と考えているだけです。

> 実は今、視覚障害者用の携帯情報アプライアンスをつくるために、NTTドコモの
> 「キャスピー」を改良したいと考えています。これを実行するためには
> 「キャスピー」製造メーカのシャープの協力が不可欠ですが、なかなかシャープ
> の製造担当者とコンタクトできなくて困っています。
> 
> > NTTドコモが販売中の読上げ機能付き電子メール端末「キャスピー」の視覚障害
> > 者による調査レポートを以下のURLに掲載しました。
> > http://www.argv.org/~watanabe/data/Chaspy20010107.html
> > 
> > 結論は「キャスピーはかなりよくできているが、視覚障害者が単独で使用できる
> > ようなユーザインターフェースになっていない。ただしメールの受信と閲覧は、
> > 今のキャスピーでもかなり利用できる。設計段階で視覚障害者を取りこんで彼ら
> > の意見を取り入れていれば晴眼者と視覚障害者が共用できる製品になった可能性
> > があり、非常に残念である。」です。
> 
> シャープの協力さえ得られれば、今回の助成金に応募したいです。

実は、携帯電話の可能性も議論していたのです。ところが、電話だけには
助成できないという、通産省と郵政省の間の問題があります。ですから、
この助成で、その申請をしても、難しいように思います。

通算の助成金で電話の開発をするわけにはいかないということでした。

非常に残念なことなんですが。

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