ソフトウェア(Windows)

前書き

現在、日本語を使っているほとんどのスクリーンリーダーユーザーは、Windowsを使っていることだろう。これには理由がある。

始めてWindows用のスクリーン・リーダーが登場したのは1995年、その名をEz Readerと言ったと思う、Windows 3.1用のものだ。発売されることはなかったが、普及の兆しが見えていたWindowsを視覚障碍者が使えるようになるかもしれないという希望が見えた出来事だった。

海外ではWindows以外のOS用のスクリーンリーダーも開発されたし、私自身もLinux用のものをインストールしていたり、テスト的に使ったりしたこともあるが、日本語が扱えるものは、結局の所Windows用紙か存在しない。

ということで、日本語を使う人はWindowsを使うことになるのだ。

Windowsで行っていること

これまで私が最も長く使っているOSは、紛れもなくWindowsである。その使い方について紹介しておこう。

UNIXの端末として利用する

前の記事でも書いたが、私のメインOSはUNIXだ。が、UNIXのスクリーンリーダーがない以上、WindowsをUNIXに接続して使うことになる。現在の環境は、

  • Windows 11
  • JAWS 2022
  • MSYS2
  • Tera Term

のような状態だ。これと点字ディスプレイで作業している。

ウェブブラウズ

日本語を書かなくても良いのならばmacOSでも良いのだが、そうもいかない。ということで、この分野もWindowsだ。使っているのは、

  • Google Chrome
  • FireFox

である。特殊なことはほとんどしていない。

開発関連

最近はWindows環境でもソースコードの編集とかデバッグとかをやるようになってもきた。主に使うのは、

とかだ。名前が似てるけれど、まあかなり違う。

Visual Studio Codeの方は別の記事でも書いているが、スクリーンリーダーユーザーもかなりいると思う。いろんな開発ができるので、便利。

Word, Excel, PowerPoint

これらは私にとって日本語の文書を書くためのものだ。今のところPages, Numbersでは代替できない。

最近は、Googleのサービスにかなり依存している。ExcelとかWordの代わりになるGoogleドキュメントとかGoogleスプレッドシートとかを使うことが殆どになった。

結局

MSYSとかPowerShellとか、そういうものを使えば「選ぶインターフェース」ではなく「命令するインターフェース」をある程度構築できる。もう少しこの可能性を探っても良いのかもしれないけれど、UNIX由来のソフトウェアにある程度依存している私としては、同じことを実現できそうになくて、ちょいとしんどいな。頑張ってくれるひといるかなあ。