accessible Peak Meter

Pro ToolsにしろLogicにしろ、音楽製作をする上でメーターの表示はある程度気になるものだ。どちらもVoiceOverと一緒に使用したときにメーターの表示を読めるようにはなっている。が、リアルタイムに確認することは難しい。

とあるイギリスの開発者が、音でメーターの状態を教えてくれるプラグインをリリースした。AU, VST, AAXに対応している。要するにほとんどのDAW環境で使えるだろう。

私は、Pro Toolsのプラグインとして使ってみた。そのときの簡単な記録と印象を書き留めておこう。

プラグインの使い方

特に説明する必要はないだろう。それぞれ、ドキュメントに沿って、それぞれのDAWでの適切なフォルダにファイルをコピーすればインストールは終了だ。

セッションを作って、いくつかのトラックを作ったならば、監視したいトラックにこのプラグインをインサートする。これだけである。

デフォルトでは、クリップが発生すると短いビープ音で教えてくれる。どの程度クリップしたかはビープ音の高さでなんとなくわかる。詳細はメーターを読めば良い。ミックス作業をしながら、あるいはレコーディングの準備でレベルを決定するようなときに、メーターを読むことから解放されるのはなかなか良いことである。

プラグインを開いて いくつかの設定を行えば、-6dB程度でビープ音が出るように設定もできる。録音時はこのくらいが安心かもしれない。

サウンドデバイスにも寄るだろうが、私は-10程度でビープが出るように設定し、フェーダーは0にした状態で、サウンドデバイスの入力レベルを調整している。これでサウンドデバイスの中でのクリップは防げるはずだ。

問題点

どうやら、小さなバグを抱えているような気がする。ビープではなく連続してメーターの状態を音で知らせてくれるモードがあるのだが、そちらに設定するとデフォルトのピークお知らせモードにしてもモードが切り替わらないような気がする。お知らせしてあげなきゃな。

入手先

Pianoteqとか諸々の話

ずっと前から、すてきなピアノのソフトウェア音源がほしいなと思っていた。もちろん生のピアノをレコーディングできればそれに越したことはない。だが、そんなチャンスはなかなかないし、MIDIレコーディングの便利さも分かる。そういうわけでなにか良いものはないかといろいろ試聴していた。

有名なのはIvoryという音源。なかなかすてきだ。ピアノの音を一つ一つ録音してそれを使って合成していく。最近のソフトウェア音源の定番的な手法だ。データだけで100GBを超える。もっと巨大な音源も存在する。

そんな中で、Pianoteqという音源を発見した。この音源もなかなかすてきなピアノの音だ。うん、一番安いものなら1万円程度。おもしろいかもしれない。

メーカーのページで試聴ができる。本当にこれがコンピュータだけを使って音を出しているのかと疑いたくなるほど良くできているなと思う。もちろん生演奏と比べると違うけれど、十分に完成された世界だなと思う。Ivoryでもそう思ったのだが。

日本代理店のページにこの音源の詳しい情報は譲るけれど、自分が触れてきた電子ピアノたちとは次元が違う音がすることは確かだ。

おもしろいのはこの音源、アドオンを購入するか無料のアドオンをインストールすると、いろいろな音色が増やせる。どれもおもしろい。せっかく十八世紀のピアノの音があるのだから、十九世紀のピアノの音もほしかったなと思ったり。

ところで、先日やはりエレキギター音源を試聴する機会があった。これまたすさまじくよくできた音だ。十年前のカラオケなんてお話にならない。ドラム音源もこれまたすごい。ベースも生演奏を再現しようと必死だ。

音楽を作るというのはどういうことだろうか。作り手はその気になれば自分が演奏できない楽器も含めて生演奏に近い(状況によってはそのまま世に出せるくらいの)音が作れるようになったと思う。もちろん最終的な製品にするためには録音やミックスの専門家の力を借りなければならないのだろうが、そのあり方は変わってきたんじゃないかなあ。

つい最近、久しぶりに友人と演奏した。録音が目的だったので一緒に1発で演奏することはしなかったけれど、それでも相手の音を聞きながら演奏するのは楽しい。アマチュアとしてはそこがおもしろいのかもしれない。

すてきなピアノ音源を触りながらのつれづれである。

Pro Tools 11.1アクセシビリティレポート

背景

昨年末に、Pro Tools 11のアップデートが公開された。Pitch IIなどの新しいプラグインが追加されたり、いろいろな修正がされているのだが、VoiceOverへの対応がかなり強化されているので、改めて記事を書くことにした。

昨年私は、Pro Tools 11.0 アクセシビリティ雑感という記事を書いた。この時点ではVoiceOverを使いながらPro Toolsを使うことは絶望的にできなくなっていた。正直心配した。AVIDも前向きな対応は表明してくれなかった。

ところが、海外の情報を読んでいると、どうやら11.1でアクセシビリティ機能が大きく向上するらしいことが分かってきた。そこで、このリリースを待ってから改めて現状を書き残そうと思ったのだ。

使用状況、前提条件

私はこれまで、Pro Tools 10を
Macの画面読み上げ支援技術であるVoiceOver
とともに使用してきた。この使用方法については、
『Pro ToolsをVoiceOverで使ってみよう』
のページで紹介している。

まだまだPro ToolsのVoiceOver対応は不完全であり、操作できない作業がそれこそ山のように存在していた。Pro Tools 11になるとき、それらはどのように扱われ、あるいはVoiceOver対応そのものがどのようになるか、このことは現状の私にとって最大の関心事の一つであった。

今回の使用では、Pro Tools 10で私が行ってきたことがPro Tools 11で可能なのか、AVIDはPro Toolsのアクセシビリティ対応に関心がありそうなのか、そんなことを書いていきたいと思う。

とりあえず結論から

結論は、「YES」だ。十分に使える。Pro Tools 10よりも良い状態になった。安心して作業ができる。今後Pro Tools自信はできるだけVoiceOverをサポートしてくれるのではないかという期待すら持てる。

私が別ページで紹介しているPro Toolsの使い方に関しても、Pro Tools 11で書き直したいと思っている。安くはないが、DTMを本格的にやってみたいという視覚障害者はPro Toolsに手を出してみると、今時の音楽製作を体験することができると思う。

コントロールサーフェス(私はArtist Mixというコントローラーを使っている)があった方が便利なことはこれまでと変わらないけれど、もし手に入れていなくてもなんとかなる。プラグインの操作もコンピュータのキーボードだけでできるようになった(もちろんできないプラグインもあるが)。

具体的な変更点

メーターの値が読めるようになった

各トラックとマスタートラックにあるメーターがVOで読めるようになった。標準設定は3票でリセットされてしまうので、ピークホールドを無限に設定しておくと、ピークを見つけたりクリップしてしまったかどうかを客観的に確認できるだろう。この変更は大きい。

各ボタンの状態が分かるようになった

ソロ・ミュート・録音大気・バイパスなど、それぞれのボタンが押されているのかがVOで確認できるようになった。誤って他のトラックのデータを失ったり、ソロとミュートの関係がごちゃごちゃになってしまうようなことがかなり回避できると思う。この変更も大きい。

AAXプラグインのパラメータの変更ができる

Pro Tools 10では、AAXプラグインは絶望的に使えなかった。プリセットの選択もどうにかマウスをクリックして、各パラメータはコントロールサーフェスから耳を頼りに行うしかなかったが、今回のアップデートでこれらがVOで操作できるようになった。ずっと精度の高い作業が行えると思う。

ナッジの値がきちんと設定できるようになった

編集位置を細かく調整したり、音符の位置を細かく調整したり、選択範囲を調整したりするとき、その最小単位を切り替えるのだが、この値が読めなかった。これもVOで設定・確認できるようになった。実際の作業ではCommand+Option+テンキーのプラス・マイナスを押すんだろうけど。

カウンターが確認できるようになった

再生位置や編集範囲をきちんと数値として確認できるようになった。これも大きな変更である。

MIDIイベント関連の対応

クオンタイズ・ステップ入力・MIDIイベントリストなど、安心して使えるようになった。クオンタイズなど設定状態が読めなかったためなんどかトライしていたのが、確実な設定が可能になり、十分使えるようになった。

新規セッション作成時のテンプレート選択ができるようになった

えっ?今までできなかったの?と言われそうだが、できなかったのだ。ようやくできるようになった。これで私もテンプレートを使って録音までの時間が短縮できそうだ。

初期設定ダイアログなども対応強化

これまでちょっとトリッキーな操作を行ってしのいでいたのだが、今回のバージョンから一般的なVOコマンドで操作できるようになった。

その他

その他、VOコマンドを押してからの反応速度が上がったり、ちょっとした操作でのフィードバックなどかなり改善されている。今後も細かい部分で改善されるのではないかと思う。

Pro Tools 10でなければならないことは?

と書いてみたけれど、ほとんどない。私が好きで使っていたクリックのプラグインがなくなってしまったので若干残念ではあるが、なにかで代用できないようなことではない。他には…・今のところ思い当たることはない。

システム条件

Pro Tools 11.1とVoiceOverで最良の結果を得るには、Mac OSを10.9にアップグレードすることが必用だ。10.8では多くの機能が使えない。Pro Tools 10との共存を諦めなければならないけれど、それよりも得るものは多いと思う。

なお、サポート対象外であることを承知でPro Tools 10をMac OS X 10.9 Maveriksにインストールしてみた。不思議なことに、10.8 Mountain Lionより状況が良い。一部のコードがPro Tools 10にも移植されたのだろう。

最後に

音楽製作を行う視覚障害者はPro Toolsのユーザー数から考えると0.1パーセントにも満たないだろう。そんな少ないユーザーのために短期間で十分な改良をしてくれたAVIDに感謝したいと思う。これからもおそらく私は音楽製作の手伝いやらPodCastの録音・編集やらをこのソフトで行うと思う。

YouTubeに音楽をアップする

YouTubeは動画投稿サイトであることはご存じだろう。自作の曲や時分ですべてを演奏した曲を投稿しようと考えたとき、音楽だけでは投稿できないのだ。どうしても動画がひつようなのだ。これは地味に不便なのである。

私の場合、最初からビデオクリップを作るつもりで作業していることよりも、音楽を公開したいだけのことがほとんどだ。映像はかなりどうでもよい。

そんなときにそこそこ便利な音声と動画の相互変換サービスがある。音質に若干(ほんとに若干)問題があるとは言え、MP3ファイルを数分で適当な動画に変換してくれるのはありがたい。

ということで、実際に使ってみよう。

MP3TUBE – 無料の動画/MP3変換サービスに接続する。トップページが表示された、下記手順でファイルを生成できる。

  • 「参照」ボタンをおす。JAWS, NVDAならばbキーを押せば探せるだろう。
  • ファイル選択ダイアログが表示されたら、変換したいMP3ファイルを選ぶ。続いて「開く」ボタンを押して、参照ダイアログを閉じる。
  • MP3Tubeのページに戻ってきたら、「Start」ボタンをおす。これでファイルがサーバにアップロードされる。
  • 複数変換したいファイルがあるのならば、上記手順を繰り返す。
  • すべてのファイルがアップロード完了したら、次のファイルを送信するためのStartボタンの下にある「ダウンロードへ進む」リンクを押す。
  • ページが切り替わって、変換する画面になる。「変換スタート [更新」を押して変換を始める。
  • どのくらい時間がかかるかの目安が、変換スタート [更新ボタンのところに表示されるので、それを見ながらこのボタンを何度か押す。
  • 変換が終わると「[変換完了] ダウンロードページへ進む」というリンクがあるページになる。ここでこのリンクを押す。
  • ファイル名が自動的に入力されて、ダウンロードボタンがあるのが確認できると思う。これでYouTubeにアップロード可能な動画が手に入る。

さて、目的は達成できそうだろうか。
ちなみに、このページには「YouTube アップロードを開始する(スタート)」というボタンがあって、アップロードまでを自動でやってくれる。アップロード直後は非公開状態になっており、タイトルや説明もアップロードしたファイル名が入っているだけなので、YouTubeのページに行って適切に編集する必要がある。

Pro Tools 11.0 アクセシビリティ雑感

最新情報

このページは、2013年6月現在の情報である。Pro Tools 11がリリースされた直後に私が試したことを書き留めている。この追記を書いている時点(13年12月)、Pro Toolsは11.1になっている。

11.1でアクセシビリティは大きく改善されている。この改善に関するレビューは別の記事にするが、このしたの文章を読んで「Pro Toolsはブラインドのミュージシャンには使えない」と誤解なさらないように御願いしたい。あくまで11.0, 11.0.1のレビューである。

前書き

さて、新しいものが出れば経済的に許すなら購入して試してみようという原則に則って、AVIDストアにPro Tools 11が現れて数時間後、ちゃんと注文して手に入れてみた。この記事は、執筆時点での私の環境と状況に置けるPro TOols 11の雑感である。一般的なことについては必ずほかの人のレビューを参考にしていただくように御願いしたい。

しかしながら、今回のように完全に改悪となってしまったユーザが確実にいると言うこと、そしてその改悪はPro Toolsの進化にとってどうしても必用だったとは私には思えないこと、今後AVIDに対してこれらの状況を伝えていく必用があるだろうことを、読者に少しでも理解していただければ幸いである。

もしこの記事を読んでご自分でも試して見たいという方がいらっしゃればと思う。Mac OS 10.7以降、日本語の画面読み上げにも対応している。Command+F5キーを押すとなにかしらしゃべり始める。この状況でマウスを使わず、キーボードのみでの操作を行っていただければ、だいたいのことは理解していただけるのではないかと思っている。

使用状況、前提条件

私はこれまで、Pro Tools 10をMacの画面読み上げ支援技術であるVoiceOverとともに使用してきた。この使用方法については、『Pro ToolsをVoiceOverで使ってみよう』のページで紹介している。

まだまだPro ToolsのVoiceOver対応は不完全であり、操作できない作業がそれこそ山のように存在していた。Pro Tools 11になるとき、それらはどのように扱われ、あるいはVoiceOver対応そのものがどのようになるか、このことは現状の私にとって最大の関心事の一つであった。

今回の使用では、Pro Tools 10で私が行ってきたことがPro Tools 11で可能なのか、AVIDはPro Toolsのアクセシビリティ対応に関心がありそうなのか、そんなことを書いていきたいと思う。

いきなり結論から

現時点では、視覚障害を持っていてVoiceOverでPro Toolsを使おうと思っている冒険者であっても、Pro Tools 11へのアップグレードは強くお勧めしない。3万円の投資に見合った恩恵は受けられないからだ。もちろん購入してAVIDサポートに改善提案を出すと言うような目的ならば、ぜひ御願いしたい。

UIのデザインが大きく変更され、ほとんどが使用できなくなった。私が上記ページで紹介していることはまったく作業することができなくなった。セッションを時分の意図したパラメータで作る事、トラックを時分の意図したパラメータで作る事、プラグインをインサートすることなど、これまでおこなえていたことはPro Tools 11をVoiceOverを使ってマウスを使わない場合には、全く操作できない。

幸いなことに、Pro Tools 11のライセンスには、Pro Tools 10のライセンスが付属している。これで良いとはとても言わないけれど、この過渡期の間、Pro Tools 10を使うという選択肢はある。

いずれにしても私がこれまで試してきた情報からすると、視覚障害者がDTMをおこなおうとしたときにある程度の大規模なプロジェクトになった場合、Pro Toolsが最良であるだろうと思う。

操作の実際

「できない」の連続になるのだが、実際に私が試したことを書き留めておこう。なかなか厳しい状況である。

Pro Toolsの軌道

これまでと同じように、クイックスタート画面が表示される。しかし、この画面、VoiceOver的にはなにも読むことができない。Escキーを押せばクイックスタートを閉じることはできる。

セッションの作成

Command+Nキーを押すと、新しいセッションを作成する画面が表示される。この画面もVoiceOverでは操作できない。エンターキーを押せばその時点での設定に従ってセッションが作成されるが、例えば空のセッションを作成することはできなくなっただろう。サンプルレートを変更する、サラウンドセッションを作成するなど、これまでおこなえていた操作はできなくなった。

セッションが作成されると保存ダイアログが表示される。ここは標準ダイアログのようで、VoiceOverを使って操作できる。

トラックの作成

これも、行うことができなくなった。Command+Shift+Nキーを押すと新規トラックを作成するダイアログが表示される。VoiceOver的に操作できるのは、一度に複数のトラックを作成するためにトラックパラメータを増やす(あるいは減らす)ボタンのみである。各トラックのパラメータを設定することはできない。なんと、instrumentalトラックを作成することができなくなったわけだ。私にとっては致命的問題。

作成したトラックの操作

Pro Tools 10と同じように、VoiceOverを使ってミックスウィンドーに存在するトラックを見つけることはできる。見つけたトラックにインタラクト(Ctrl+Shift+Option+下矢印キー)すると、それぞれのコントロールを見つけることができる。ここまではPro Tools 10と同じ。

さて、オーディオ入力を割り当てようとしてみよう。オーディオ入力セレクターをクリックするとメニューが表示される。上下矢印キーでメニューは選択できるが、どの項目が選択できるかをVoiceOverでは読み上げなくなった。結果、意図した項目を選択するのは極めて困難になった。

私が試した限り、選択項目は操作できなくなった。プラグインのインサート、センドの割り当て、オートメーションモードの設定など。

ならばバウンス?

Pro Tools 11の注目点の一つとしてオフラインバウンスがあったはずだ。これまで最終ミックスから例えばMP3ファイルを生成するのに、その曲と同じ時間がかかっていた。これが高速になったというのがセールスポイントだったはずだ。

さて、Option+Command+Bキーを押してバウンスダイアログを表示してみた。予想していたように、VoiceOverでは操作できない。新規セッションダイアログと同じように、VoiceOver的にはなにも画面上に存在しないことになっている。

初期設定など

書くまでもないかもしれないが、メニューバーから初期設定を起動してみた。結果は同じ。初期設定だけでなく、メニューバーの設定メニューにあるサブメニューもそれぞれ操作できない。これでは、コントロールサーフェスすら有向にできない。

実は最初に困ったこと

直接的にAVIDの問題ではないが、iLokにライセンスを転送する方法が変更されている。これまでウェブブラウザを使って転送していたが、専用のアプリケーションが使われるようになった。このアプリケーションもVoiceOverから見ると、画面上になにも存在しないように見える。結果、iLokへのライセンス転送はできない。

最後に

私にはアシスタントがいるわけではない。作業をするとき、もっとも従順なアシスタントは私自身なのだ。すべての決定は私が行う。その決定にほかの人の人格は入る余地がない。音楽制作ならば多くの人が関わりそれぞれが知恵とアイディアと完成を出し合って一つのものができていく。しかし、例えばレコーディングを行うためにテープデッキを操作する、編集を行うためにコンピュータを使う、そんな作業は基本的に作業する人が行えばよいことだ。

現状のPro Tools 11は、たいへん残念な状況にある。なにもPro Toolsに限ったことではないが、なんとも釈然としない気分であることを最後に書いておこう。できるかぎり多くの自己決定をしたいだけなのだ。

追記

6月28日午後、AVIDカスタマーサポートに連絡してみた。質問は、「VoiceOver環境に対応しているか」、「対応していない場合今後の対応予定はあるか」である。回答は下記。

AVID製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
アビッド オーディオサポートの松木です。

ボイスオーバーの件ですが、キリアケ様にてご確認いただいた通り対応していないようでした。
開発に確認したところ今後の対応予定もないとのことでした。

他にもご不明点等ございましたら、遠慮なくお知らせください。

なにを質問してみようかなと思っている。まだインシデントは生きているみたいなので、この件で聞いてみたいことがある方、どうぞ御連絡を。

付録: 試してみたくなった人のために

ごく簡単にVoiceOverのコマンドを記す。詳しくはAppleのページか、そのうち私が書こうと思っているMac OSに関するページをご覧いただければ幸いである。

使いそうなコマンド

  • VoiceOverの起動と終了: Command+F5
  • 項目間の移動: Ctrl+Option+左右矢印
  • 読み上げた項目のクリック: Ctrl+Option+Space
  • トラックなど子項目のある場合に、その中に入る(インタラクト): Ctrl+Shift+Option+下矢印
  • インタラクトの終了: Ctrl+Shift+Option+上矢印

読み上げている単語が画面下に表示される。音声が聞き取れなくても、なにを読んでいるのかが視覚的にわかるようになっているので、興味を持たれた方はぜひ試していただければ幸いである。