ベートーベンの交響曲全集

最近、ナクソス・ミュージック・ライブラリーに入会した。この入会に関してはそのうち書くとして、このライブラリーを聴いていて見つけてしまったディスクのレビュー。

ご存じの方もいらっしゃるかもしれないが、私はクラシックをそこそこ聴く。だが、モーツァルト以降はほとんど聴かない。例外的にショパンの全集を持っていたりはするが、全くわからないに等しい。なので、ベートーベンなんてほとんど聴いたことがない。

その昔にも書いたが、オランダにブリュッヘンという指揮者がいる。彼は、18世紀オーケストラという作曲当時の楽器や演奏法を使って演奏しているオーケストラを立ち上げてその指揮者をやっている。このオーケストラの録音をいくつか持っているが、私はなかなか好きな演奏家だ。劇的なのだ、すごみがあるのだ。

そのブリュッヘンがベートーベンを全曲再録音したという。こりゃ聴かないわけにはいかんだろう。全くベートーベンなんてわかっちゃいないけれど。

ということで、このディスクで私はベートーベン入門しているのである。ちょっと前に新宿タワーレコードで「18世紀オーケストラのベートーベンってどうですか?って聴いたら、「いやあ、18世紀オーケストラをお聴きになりたいんでしたらハイドンとかからいかがですか?」って言われたことがあるな。それほど奇抜な演奏なのか?

アンサンブル・エクレジア

十日ほど前に昼間のFMクラシック番組を聴いていてかかっていたのがこのグループ。中性の宗教曲。いやはや美しい。ということで、ディスクを探して購入。どうやら一般店頭にはないかも。

購入したのは『巡礼の歌<』だ。いろいろ書いてもしょうがないな。波多野さんの声は美しい。フラメンコギターの音も力強い。最後に収録されている『鳥の歌』もすばらしいな。

奥華子 『BIRTHDAY』

4枚目のオリジナルアルバムがようやく?発売された。とりあえず購入。

彼女自身もブログに書いているように、よく作り込まれたアルバムだなと思う。サウンドもこれまでのアルバムとは比べられないくらい豪華だ。

曲もなかなか粒がそろっている。去年発売されたシングル『明日咲く花』もそうだし、なかなか良いなと思う曲が多い。彼女が大切に歌ってきただろう『笑って笑って』が新しく録音されている。

歌詞の世界にも変化が感じられる。もっと言葉を選んでほしいなと思うこともあるが、これが等身大の世界なのだろう。いろんなタイプの曲が入っている。かなり冒険しているな。

以下ディスク情報

遊佐未森 『銀河手帳』

オリジナルアルバムとしては何年ぶりだろう。やはりNHKみんなのうたになっていた『クロ』が収録されたアルバム『休暇小屋』以来だから。

とにかく落ち着いて聴くことのできるアルバムだなと思う。自分が落ち着いているときに聴いてもよいし、例えば電車の中とかそういう環境でもある種の静けさをくれるアルバムだと思う。サウンドはアコースティック中心の柔らかく繊細な感じ。前回のアルバムよりは重心の低い音になっているのは、エンジニアの好みか?

さて、このアルバムの中に「みんなのうた」で放送されている曲が収録されている。下にビデオを貼り付けておこう。

ディスク情報は下記。

とりあえず書き残そう

ロックの巨人、清志郎さんが亡くなってから一月が経過した。私は生粋の清志郎ファンではなかったが、彼の活動は気にしていたつもりだ。それにしても早すぎるな。

高校の時に『Covers』というアルバムが発表された。社会的なメッセージとともにある種の話題になったアルバムだ。何度も買う機会はあったが、ようやく昨日手に入れてきた。内容は暗記するほど知っている。彼の歌詞による『Imagin』は一〇年以上前に「電球」のベーシストとやった曲だ。すばらしい歌詞だと思う。

清志郎のアルバムをどれか推薦しろと言われても、それが全て彼の手から生まれたものなのだから、順番をつけることは難しい。ただ彼は、自分の録音物の中で傑作なのは『プリプリ・ベイビー』だと言っていた。

ロックの一つの姿を示してくれた彼に、感謝を捧げたいなと思う。

Beginコンサート 新宿コマ劇場

BEGIN二発目。こっちはDVDだ。三人だけで行われたライブ版。

BEGINにはおそらく二つの顔がある。沖縄のミュージシャンとして沖縄に根ざした音楽をやっているときと、アメリカの音楽に影響を受けた音楽をやっているとき。実はその二つは一体になっているのかもしれない。それが沖縄だろうか。

このディスクでは、その両面がとても自然な感じで楽しめる。また、しゃべっている時間が長くてたのしい。さだまさしほどは長くないにしても(笑)。

まとまった時間を共有したいと思うならこういうライブ版はすごく良いなと思う。きっとこのディスクもときどき観るんだろうな。

Begin ライブ大全集

最近沖縄にまつわるディスクをまとめて購入。数年前に買おうと思いつつそのままになっていた物、新しく見つけた物など。ぼちぼちレビューするとして、今日はメジャーなところから。

もうみんな知っている石垣島出身のグループBEGINのライブアルバム。ライブ音源を集めたベスト。選曲はベストアルバムらしく代表曲を集め、最近の活動もよく感じられる。

演奏・録音もとても良い。ライブらしくストレートにメッセージが伝わる。ルーツミュージックというジャンルではなかろうがそういう部分も随所に感じる。しばらくはこのアルバムを聴いて過ごそう。

ところで、このアルバムを聴きながらふと思った。喜納昌吉を久しぶりに聴いてみよう。

カーペンターズの日

今日はカーペンターズの日なんだそうだ。四〇年前の今日、カーペンターズが始まったのだ。で、4月22日がカーペンターズの日なんだとか。そういえば、朝からいろんなラジオ局でカレンの声が聞こえている。

わたしもたった一タイトルだが、カーペンターズのディスクを持っている。これが『ライヴ・イン・ジャパン』という2枚組のディスクだ。どうやら廃盤になっているのではないだろうか。1974年に日本で行われたライブの録音だ。なんとカレンのドラムも聴くことができる。

カーペンターズの代表曲はもちろんオールディーズと言われるちょっと古い曲も入っている。そうだ、このライブでカレンは『SING』を日本語で歌っている、これがなかなか感動できる。

最近「電球」の練習でカーペンターズをやってみた。シンプルだけど力強いメロディーがいいよね。

火の鳥

とりあえず【黎明編】は観た。とにかく1話目からいきなり引きつけられる。命と欲望、命と権力。そんなことをいきなり突きつけてくる。

『火の鳥』は手塚治虫の未完に終わった漫画だ。なにしろ物語が壮大だ。5回くらい観ないといろんなことが見えてこないかもしれないな。。。

こんな時代だからこそ、この漫画の持つメッセージは伝わるのかもしれないなと思う。改めて『銀河鉄道999』も観てみようかな。

楽しい音ってこんなんか?

一応CDレビューの記事である。

小学生の頃ほとんどの人はリコーダーを持たされたはずだ。どんな曲を演奏させられたか、それがリコーダーという楽器に向いている曲だったか、それはともかく週に1時間くらいは演奏させられていたことだろう。

私はこの適当でいい加減な楽器が好きだった。喧嘩の道具にもなるしそれなりに楽しい音楽が作れる。そんなどこか懐かしいが新鮮な楽しさを感じるディスクだなと思う。無条件に楽しく最後まで聴くことができるだろう。

紹介するベストアルバムは、このカルテットの代表曲が収められている。演奏してみるとこれがまたおもしろい。

それにしてもだ、2枚目に紹介しているディスクに入っている「移民の歌」はめちゃくちゃ笑える。

銀河鉄道999

そういえば、今年は手塚治虫のアニバーサリーイヤーのはずだ。ということで、数年前にNHKで放送された『火の鳥』を購入してみた。まだ届いていないが、このレビューは後ほど。

で関連があるわけではないが『銀河鉄道999』のサウンドトラックを久しぶりに聴いている。いやはや名曲がそろっているな。もちろん映画のシーンに合わせて作曲されているわけだが、単体で聴いても音楽的なストーリーが見えるようだ。

映画は2作(正確には3作)作られた。1作目と2作目とのストーリーの違いが音楽のスケールの違いになっているなと思う。

よりダイナミックなスケール感を聴きたければ2作目だろうな。微妙に暗いし。1作目の方がわかりやすく活発な音楽だよな。それはそのまま映画に当てはまるかな。

結局レビューになってないな。映画みてなくても楽しめるのは確かだが。

他にもたくさんある。「エターナル・エディション」というシリーズもおもしろい。

Gontiti VSOD

先週、ようやくこのアルバムを購入してきた。昨年Gontitiは結成30周年を迎えた。これにあわせる形でアルバムが発売されている。といってもベストアルバムだったりはしない、通常のオリジナルアルバムだ。

「very special ordinary days」というタイトルが示すようにいつものGontitiのサウンドだ。暖かく美しく優しい音。

とはいえ、興味深い試みもちらほら見受けられる。ヴォーカルが入った曲Tampopoなんて、なかなか美しい。アイリッシュハープとの競演もある(曲はアイリッシュではない)。二人のギターは存分に楽しめると思う。

年末年始の特番で、30周年記念ライブが放送された。相変わらず二人の話はおもしろかった。

アイリッシュ・ハープの音

Gontitiの最新作『VSOD』にアイリッシュハープが参加しているらしい。このアルバムのレビューは別に書くとして、今年1枚目は
Tread
というグループのディスク
『Live From Matt Molloy’s』
だ。

アイリッシュハープは、小さめのハープで、なかなか優しい音がする。Chieftains(というもう40年以上活動している?グループ)のメンバーが中心になってこのグループはできている。繊細なんだけどちゃんとリズム楽器としてアイリッシュのリズムを刻む。このアルバムでは、フィドルとハープが絶妙に掛け合っている。

ところで、このディスクにはダンスシーンが収録されている。ステップダンスだ。映像がないのが残念なくらい激しく踊っているのがわかる。ぜひそこそこのオーディオセットで、あるいはヘッドフォンで聴いてほしい。動きが見えるかもしれない。

ステップダンスには地域によっていろんなものがあるらしい。Treadのメンバープロフィールを見ていると、Irish Stepdancerとなっている人とOttawa Valley Stepdancerとなっている人がいる。二人はどう違うんだか。

今年はもうちょっとたくさんアイリッシュを聴こうかな。

クリスマスの季節

12月に入った。町のBGMはすっかりクリスマスになった。あっちこっちに飾り付けがされている。宗教とはあまり縁のない私ではあるが、一応私なりにクリスマスを感じてはいる。

ということで、今年2枚目のクリスマスアルバム紹介。2004年に発売されたらしい
Cherish the Ladies
「On Christmas Night」である。

アメリカに在住のアイリッシュ音楽バンドだ。確かにクリスマスソングなんだけど、30秒も聴いているともうアイリッシュダンスの雰囲気だ。とっても楽しいアルバムだ。

楽器は、フルート・フィドル・ギター・ピアノ・アコーディオン(コンサティーナかもしれない)くらいのシンプルな感じ。上記HMVのリンクで試聴可能だ。

さて、新しいクリスマスアルバムでも物色してこようかな。

気が早いけど、クリスマスアルバム

まだ11月にもなっていないのにクリスマスアルバムのレビュー。たぶん、このアルバムは入手に時間がかかるので、この時期にやってしまおう。

イギリスの男性6人による合唱、King’s Singersによる演奏。男性ならではの力強さと暖かさ、緻密なハーモニー、なんとも美しい。静かな気持ちになってゆっくりとした音楽に浸れる1枚だ。

そんなにたくさん知っている局が入っているわけではないと思う。私は3曲くらいしか知らなかったし。なんと日本人が知っているクリスマスソングの幅の狭いことか!えっ?私だけか。。。

そうそう、24曲目に入っている『Stille Nacht』は、『きよしこの夜』のことである。

つい最近、このアルバムに収録されている曲をリコーダーアンサンブルで演奏、なんとも美しい。

Simon & Garfunkelのライブ版

ひょんなことからこのディスクを購入。私が、誰かのディスクを初めて買うときはけっこうライブ版を選ぶことが多い。ベスト版を買ってもいいんだが、どうもおもしろくない物が多いように思っている。ヒット曲がたくさん入っているから知っている曲も多いし数回聴くのには飽きないかもしれないが、結局聴かなくなるように思うのだ。ということで、今回もライブ版を選んでみた。

2003年再結成のライブだ。二人の年齢も十分に感じるが、そのハーモニーの美しさはさすがだ。年齢が味になっている。もちろんヒット曲満載。「A Hazy Shade Of Winter」のアレンジも最高だ。

ずいぶん前にカーペンターズのライブ版を買ったことがある。これもものすごくおもしろいディスクだった。カレンのドラムスも聴ける。

とりあえず私が買ったのはこれ。

懐かしいだけじゃございませんぜ

本日は雨、けっこう土砂降り。昨日も雨、かなり土砂降り。はたして今日は新幹線に乗れるのか?ということで、ラジオを聴いていてもおもしろくないので、ディスクレビュー。

久しぶりにクラシックではございませんよ。A.R.B.や甲斐バンドのギターリストとして活躍した
田中一郎
のソロアルバムである。3年前に発売になった『It’s a Rock』である。彼がこれまでに活動してきたバンドのナンバーからお気に入りのものを選んで、アコースティックギターとリズムセクションでセルフカバーしたアルバム。こういうスタイルでカバーされたアルバムはロックの鋭さやビートが薄らいでしまうものが多いが、このアルバムはそんなことはない。冒頭の『ウィスキー&ウォッカ』から十分に楽しませてくれる。発表されてから20年以上経過したこの曲を大人の彼が消化して、新たな感覚でロックにしている。

さて、『トラブルド・キッズ』や『ユニオン・ロッカー』を聴いていると、実は20年前から同じことが問題になっていたんだよなと思う。子供の友達との関係や親との関係、大人の価値観と子供の価値観との微妙なずれ。それを彼らはロックの音楽に乗せて表現してきたわけだ。そして今、大人になって同じことを若い世代に訴えているように聞こえてくるのだ。

そんな難しいこと考えなくても、このアルバムは十分楽しい。彼のバンドを知っていれば思い出しつつ聴いて楽しいし、知らなくてもおっさんが吠えているのを感じるのも楽しい。

ちなみに、私は高校生の時ARBのコピーは何曲か演奏した。また演奏することはあるだろうか。

フランダース・リコーダー・カルテット 『フランダースの笛』

今月1枚目。このディスクは購入してからもう8年くらいにはなるだろうか。名前が示すように、リコーダー4人の演奏。聞いていてとても楽しい。

1曲目に入っている『カプリオール組曲』は、現代曲だがとっても聞きやすく楽しい曲だ。最後に入っている『シルクス レンツ』なんて、どんな演奏してるんだか、ぜひ生で見てみたい。

リコーダーカルテットと言えば、オランダのルッキが有名だろう。数枚ディスクを持っているが、この4人も負けてはいない。古楽を聴かない方にもお勧め。

笛の楽園

17世紀半ば、教会の庭でリコーダーを吹いてみんなに聞かせている人がいたらしい。名前をエイクと言う。当時はやっていた歌を自分でアレンジして演奏していたのだろう。彼は
カリヨン
も演奏していたらしい。

そして、彼の即興演奏を楽譜にした人がいるのだ。150曲を超える全集『笛の楽園』がそれだ。そして、これを全部演奏してCDを作ってしまったのがスウェーデンのリコーダー演奏家のラウリンだ。親しみやすいメロディーと、それに続く多様な変奏。リコーダー1本で(ごくいくつかはデュエットになっている)演奏されるこれらの曲は、素朴であるが新鮮で楽しい曲ばかりだ。彼の演奏技術が高いことは言うまでもない。

私が始めてこの曲集の中の曲を聴いたのは、もう20年以上前のこと。デンマークの女性リコーダー演奏家のペトリのデビューアルバムに入っていたものだ、もちろんレコード。彼女らしい美しい演奏だった。その後、ドイツの演奏家クナイスのレコードで、「涙のパヴァーヌ」を聞いた。「笛の楽園」というタイトルを観るとついつい買ってしまうようになったのはたぶん高校生のころから。

下に上げているものはどれもおもしろい。最後のものにはリコーダーだけでなくカリヨンの演奏も入っていて、なんとも味わい深い。えっ?アントネッロのものがないって?まだ買ってないんだよね。花岡さんの演奏は落ち着きがあってこれもすてきだ。

Piano De Duo Live 2002

NHKのFMで、11:30から20分間『弾き語りフォーユー』という番組が放送されている。ピアニストの小原孝が、リスナーのリクエストに応えてその場でアレンジしながらピアノを弾く、という番組だ。もう10年近く続いている番組だそうだ。

このディスクは、その尾原さんとジャズピアニストの佐山雅弘が2台のピアノを使って演奏しているライブ版だ。お互いの個性がよく出ている。基本クラシックの尾原さんと基本ジャズの佐山さんのなんとも絶妙な競演だ。冒頭にモーツァルトの有名なハ長調のソナタが入っているが、なかなか楽しませてくれる。ラベル作曲の『ボレロ』はやはり聴き応えがある。

尾原さんはポップスを弾いているディスクも数多くリリースしている。知っている曲でもまた違った雰囲気と意味合いが感じられるから不思議だ。