真空管アンプ TRV-A300SE
最近真空管アンプはブームなのだろうか。オーディオショップの店頭だけでなく××カメラのような店にも置いてあるからびっくりする。そう言うわけで2007年の春に私も真空管アンプを導入してみた。ということで、音に関する印象と使い勝手について、無責任レポートを記しておこう。
導入のいきさつ
ある日のこと。実家から電話がかかってきた「レコードを聴きたいんだけど、右側からしか音が出ない!」というのだ。昨年レコードが聴ける環境を作ってあげてはいたのだがどうもこれが不調のようだ。話を聞いていると接続を間違えていたり操作を間違えているわけではないようだ。ということで、実家にあるアンプが不調なのだろうと判断した(この夏に確認、なんともな状態だった)。
ということで、なにか適当なものを実家に渡そうと考えたのがことの発端だ。こういうときは適当な新品を買って送ってあげるところなのだろうが、新品を買えば自分で使ってみたくなるもの、どうせ新品を買うのならば自分の使ってみたいものを購入したい。
要するに、言い訳なのだ(笑)。なかなか良いタイミングでアンプを買い換える口実ができたというわけだ、へっへっへ!
さて、機種選び
ものを買うときに一番楽しいのは、購入するまでのプロセスだ。買ってしまうともう勉強しなくなるから情報にも疎くなってしまう。一番詳しいのは買うまでの数週間(学生時代なら数年間なんてこともあるよね)だろう。ということで、あっちこっち調べ始めたのだった。今度は海外製にするか?とも考えていくつか調べてみたりしていた。とりあえず候補に上げたのは、
- Luxman L-550
- オーディオン: Silver Night 300B
- CEC: AMP53, Tube53
- UNISON RESEARCH: UNICOシリーズ
- トライオードのアンプたち
数年前に友人の家で真空管アンプの音を試聴させてもらう機会があった。後から考えるとこのアンプはとても良くできたものだったようだ。彼はスピーカーも自作しているのだが、これも楽しい。いつかは真空管アンプのオーナーになってみたいと思ったのはこのころだろう。
ということで、もっと調べてみた。調べていると このアンプを紹介したページを発見。私はこのお店からいろんなものを購入している。ますます気になる!
海外製も面白そうだ。上記ページにもあるSilver Nightが好きだという人が友人にいる。「これはよいぞ」と言っていたのだが...、ちょいと高い。
本来はこういうのを購入するときはちゃんとお店で試聴するのが良い。ちなみにCDプレーヤーは試聴して購入したのだが...。が、どうも近くには試聴できそうなところがない。とりあえず上記のお店に電話をかけて印象を聞いてみた。
「う~ん、きっと今よりは良い音になりますよ。十分に音量もありますし。」との回答。よっし、買ってみよう。
実物到着
3月某日、お店からアンプが送られてきた。開梱して真空管を確認する。300Bが2本、6SN7が2本装着されている。とりあえず設置するときの注意点を記しておこう。
- 真空管の保護用クッションをはずす
- 届いたときには輸送中の破損を避けるために300Bにクッションが巻いてある。はずすのを忘れるとたぶんまずい。熱で溶けるんじゃないかな?手前のカバーを上に持ち上げてはずすと、4本の真空管が確認できる。この奥の2本が300Bだ。手前のが6SN7だ。クッションは保管しておくと良いだろう。
- スピーカー端子の接続は間違えぬように
- このアンプは接続するスピーカーのインピーダンスによって接続方法が違う。端子は3角形が一組になっている。マイナスが3角形の頂点、プラス側がその下二つである。6Ωの端子が電源端子側、8Ωの端子がRCA入力端子側である。左右とも同じ配置だ。
- 火傷には注意を
- 真空管は触れば十分に暑い。せっかくカバーが付属しているので使った方がよいかと...。音に影響するかは不明。共振するほど大音量にはできないので、安心できるんじゃないかと思っている。ちなみに今はカバーをかけていない。後述するが、真空管を変更したら、カバーが取り付けられなくなってしまった。
- 設置場所は余裕を持って
- 当初想像していたよりもこのアンプは発熱する。この熱はアンプ自信にも周りの機器にもあまり良い影響は与えないだろう。ラックに収めるならば一番上に、アンプと棚板との間は十分に確保するようにするのが良いだろう。ちなみに、今はラックの上にヘッドフォンアンプと並べて置いている。上にはなにもない。
- 長時間使わないときは電源を落とす
- オーディオファンの中にはほとんど電源を落とさない人がいる。私もそうで、これまで使ってきたアンプの電源を落とすのは数日間外出するときくらいで、それ以外はほとんどの時間電源が入っていた。だが、真空管アンプはそれはしない方がよいようだ。部品の寿命を縮めてしまうことになる。ということで、私も夜には電源を落とすことになった。
さて、設置も無事に終えて音を出してみる。ん?音量は十分。なにしろ正面のパネルには左から電源・ボリューム・入力切り替えの三つのスイッチだけ。こりゃ使い方に悩むことはない。電源を投入してから20秒もすれば十分に音が出始める。もちろん最良の状態になるには少し時間がかかる(10分?30分?1時間?あまり気にしないことにしよう)。
インプレッションなど…
すでに購入から半年以上が経過した。このアンプの音色にも慣れてきたし、長所もわかってきた。感じたことを書いてみるが、他との比較になっていない。なので、「そうか?」ということもあるだろう。参考程度に読んでいただければと思う。
