最近、ナクソス・ミュージック・ライブラリーに入会した。この入会に関してはそのうち書くとして、このライブラリーを聴いていて見つけてしまったディスクのレビュー。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれないが、私はクラシックをそこそこ聴く。だが、モーツァルト以降はほとんど聴かない。例外的にショパンの全集を持っていたりはするが、全くわからないに等しい。なので、ベートーベンなんてほとんど聴いたことがない。
その昔にも書いたが、オランダにブリュッヘンという指揮者がいる。彼は、18世紀オーケストラという作曲当時の楽器や演奏法を使って演奏しているオーケストラを立ち上げてその指揮者をやっている。このオーケストラの録音をいくつか持っているが、私はなかなか好きな演奏家だ。劇的なのだ、すごみがあるのだ。
そのブリュッヘンがベートーベンを全曲再録音したという。こりゃ聴かないわけにはいかんだろう。全くベートーベンなんてわかっちゃいないけれど。
ということで、このディスクで私はベートーベン入門しているのである。ちょっと前に新宿タワーレコードで「18世紀オーケストラのベートーベンってどうですか?って聴いたら、「いやあ、18世紀オーケストラをお聴きになりたいんでしたらハイドンとかからいかがですか?」って言われたことがあるな。それほど奇抜な演奏なのか?