小学校の学級会

架空の話であるそのつもりで
読んでほしい。

卒業式の後のお別れ会での出し物をみんなで話し合っている時のことだった。給食委員長の一言がクラスを混乱させるほどの事態を招いてしまったのだ。

「え~!給食当番はみんな女子がやればいいんだよ!」

怒ったのはクラスの女子である。「あたしたちは給食運びの機械じゃないぞ!」ってなもんだ。そりゃ当然だろう。作者のおいらだって怒るだろうな。で、その後の話し合いにクラスの半数近くになる(半数に少し満たないところがみそだよん)女子が出席しなくなった。給食委員長を学級委員長が辞めさせるか本人が辞めるまでは出席しないのだそうだ。

困った学級委員長は男子だけでその後の話し合いを続行した。プログラムも役割分担も決めていくしかない。そりゃ給食委員長を選んだのは自分だから責任を感じないわけでもないだろうが…。

今大人の社会で起きていることはほとんどの場合同等な条件で子供の頃に経験して、大人にその
解決法を教えてもらっている。もっとも誠実な解決法をだ。ところがこの誠実な方法を大人たちは実践しない。理由はわからないでもないが、そんな状況で「教育改革」なんぞと言えるのだろうか。

自分も襟を正して仕事をしていこう。