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JAWS 4.01動かしてみました



井上です。

 5月にインストールしてほおってあった、英語Windows2000とJAWS for
Windows 4.01(CSUNの時のデモバージョン)を動かしてみました。

 Windows付属のnarratorだけでも、ダウンロードしてあるサービスパックを当
てたり、ネットワーク設定やドライバ更新をしたりする作業ができるのはさすが
英語Windowsですね。

 40分のデモを一度動かしただけなのでつまみ食いですが、おもしろかったのは
こんな感じです。

1.  IEで見出しがあるとそのレベルを読み上げる。CTRL+INS+エンター(または
    それにシフトを加えたもの)で見出し要素の間を上下に移動できます。こ
    れは構造化されたWEBページではなかなか便利そうです。
2.  INS+F1のヘルプが音声だけでなくダイアログのように表示されるので、一
    度聞いただけだと納得できない人、点字ディスプレイで使っている人には
    よさそうです。ESCやTABを押すと消えます。
3.  CMD.exeのコマンドプロンプトでちゃんとカーソル位置を追跡します。私
    の周りにある日本語Windows2000とJAWS環境ではこれができないのでコマ
    ンドプロンプトを使うのが結構大変です。
4.  いろんな言語をしゃべります。これは日本語バージョンでは難しいかも知
    れませんが、JAWSのシンセサイザーの設定でAmerican, Britishはおろか、
    スペイン語とかドイツ語とかにも切り替えられ、それぞれ、Eloquenceの声でそ
    れらしく読みます。もっとも、手元には英語以外の題材はないので、
  「うおー、なんかstart menuがドイツ語してる・・・」くらいな感じですが。
5.  声の高さを使い分けているようです。DECTalkとJAWS 2.0を使ったことはあ
    るのですが、Eloquenceでもそれなりに、情報の種類による読み分けができ
    ている感じでした。声の種別もそれなりに変えてあるのかも知れません。
    ProTalkerとかの日本語エンジンにはそんなにいろんなパラメータはないでしょうね。
6.  軽いような気がします。おそらくEloquenceとProTalkerの重さの違いがでて
    いるんじゃないかと思うのですが、ふだん使っているマシン(ノートですが
    CPUクロックが1.25倍)に比べてはるかに軽い感じがしました。日本語サメも
    DocumentTalkerとか95Readerエンジンとか使えると軽くなるんだろうか。
# ノートとデスクトップの比較はフェアじゃないかな?

 アメリカでは4.5のPublic Betaが更新されたようですね。早く4.5の正式おた
めし版がでないかな。
4.5ではEloquenceのバージョンが上がったり、Java Accessibilityへの正式対応
が明示されていたりすることに先ほど気づきました。JavaアプリでもJAWSカーソ
ルによるレビューができるとか。

 日本語サメよ、どこへ行く・・・?!

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                    Koichi Inoue, ARGV
                    E-Mail: inoue@...