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JAWS 4.01動かしてみました
- To: same@argv.org
- Subject: JAWS 4.01動かしてみました
- From: Koichi INOUE <inoue@argv.org>
- Date: Mon, 19 Aug 2002 02:08:50 +0900
- Delivered-To: mailing list same@argv.org
- Mailing-List: contact same-help@argv.org; run by ezmlm
- Organization: Accessibility Research Group for the Visually Impaired(ARGV)
- User-Agent: T-gnus/6.15.8 (based on Oort Gnus v0.08) EMIKO/1.14.1(Choanoflagellata) FLIM/1.14.4 (Kashiharajingū-mae)APEL/10.3 Emacs/21.3.50 (i686-pc-linux-gnu) MULE/5.0 (SAKAKI)
井上です。
5月にインストールしてほおってあった、英語Windows2000とJAWS for
Windows 4.01(CSUNの時のデモバージョン)を動かしてみました。
Windows付属のnarratorだけでも、ダウンロードしてあるサービスパックを当
てたり、ネットワーク設定やドライバ更新をしたりする作業ができるのはさすが
英語Windowsですね。
40分のデモを一度動かしただけなのでつまみ食いですが、おもしろかったのは
こんな感じです。
1. IEで見出しがあるとそのレベルを読み上げる。CTRL+INS+エンター(または
それにシフトを加えたもの)で見出し要素の間を上下に移動できます。こ
れは構造化されたWEBページではなかなか便利そうです。
2. INS+F1のヘルプが音声だけでなくダイアログのように表示されるので、一
度聞いただけだと納得できない人、点字ディスプレイで使っている人には
よさそうです。ESCやTABを押すと消えます。
3. CMD.exeのコマンドプロンプトでちゃんとカーソル位置を追跡します。私
の周りにある日本語Windows2000とJAWS環境ではこれができないのでコマ
ンドプロンプトを使うのが結構大変です。
4. いろんな言語をしゃべります。これは日本語バージョンでは難しいかも知
れませんが、JAWSのシンセサイザーの設定でAmerican, Britishはおろか、
スペイン語とかドイツ語とかにも切り替えられ、それぞれ、Eloquenceの声でそ
れらしく読みます。もっとも、手元には英語以外の題材はないので、
「うおー、なんかstart menuがドイツ語してる・・・」くらいな感じですが。
5. 声の高さを使い分けているようです。DECTalkとJAWS 2.0を使ったことはあ
るのですが、Eloquenceでもそれなりに、情報の種類による読み分けができ
ている感じでした。声の種別もそれなりに変えてあるのかも知れません。
ProTalkerとかの日本語エンジンにはそんなにいろんなパラメータはないでしょうね。
6. 軽いような気がします。おそらくEloquenceとProTalkerの重さの違いがでて
いるんじゃないかと思うのですが、ふだん使っているマシン(ノートですが
CPUクロックが1.25倍)に比べてはるかに軽い感じがしました。日本語サメも
DocumentTalkerとか95Readerエンジンとか使えると軽くなるんだろうか。
# ノートとデスクトップの比較はフェアじゃないかな?
アメリカでは4.5のPublic Betaが更新されたようですね。早く4.5の正式おた
めし版がでないかな。
4.5ではEloquenceのバージョンが上がったり、Java Accessibilityへの正式対応
が明示されていたりすることに先ほど気づきました。JavaアプリでもJAWSカーソ
ルによるレビューができるとか。
日本語サメよ、どこへ行く・・・?!
--
Koichi Inoue, ARGV
E-Mail: inoue@...