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installing NetBSD
- To: bug@argv.org
- Subject: installing NetBSD
- From: Watanabe Katsuaki <katsuaki@watakatsu.com>
- Date: Sat, 4 Aug 2001 10:08:52 +0900
- Delivered-To: mailing list bug@argv.org
- Mailing-List: contact bug-help@argv.org; run by ezmlm
渡辺 勝明です。このMLも最近は寂しいですね。と言うわけではないのですが、
NetBSD 1.5.1のシリアルコンソールでのインストールができたのでご報告です。
NetBSDの知識もなにもないのでそこのところはよろしくです。
環境は端末にいつものごとくETVをインストールして有るPC98です。インストー
ルされるマシンは普通のAT互換機です。
1.
ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/NetBSD-1.5.1/i386/installation/floppy/
から、
boot1.fs,boot2.fs
をgetしてきてください。
これをddコマンドや、rawrite.exeなどで2枚のフロッピーを作ります。
2.
boot1.fsでマシンを立ち上げて、boot1.fsが読み始めたら、インストールされる
マシンのenter以外のキーを押します。escが無難ですかね。
3. するとフロッピーの読み込みが止まります。ここではbootの時のオプショ
ン入力になっています。ここで
consdev com0
と入力します。これで、etvから音声が出てきます。ここから全て端末から操作
します。
4. 端末から
boot
と入力すると、フロッピーが再び起動し始めます。これで後は2枚目のフロッピー
(boot2.fs)を入れて、指示に従ってインストールして下さい。
私は、ftpインストールをしました。上のftpサイトにはcdromのisoのイメージ
もあります。
ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/iso/1.5.1/i386cd.iso
です。これを焼いて使っても良いと思います。
FreeBSDよりインストールメニューはシンプルでした。
しかし、問題があります。もちろんこれは解決できたのですが、FreeBSDでは
rootの他に、一般ユーザの登録もインストールのときにできました。そして、他
の端末からtelnetでアクセスできました。ですから、すぐに端末から操作できま
した。でもNetBSDはrootでしか最初はアクセスできません。telnetdも
/etc/inetd.confのなかで#でコメントされているのでtelnetでのアクセスができ
ません。と言うことは、コンソールからでしかインストール直後はloginできな
いことになります。これは音声ユーザの私たちにはこまります。bootするときに
インストールの時と同じように
consdev com0
とやっても、起動時のメッセージはでるのですが、肝心のlogin画面がシリアル
コンソールにでてきてくれません。/etc/ttysを編集しなければなりません。こ
れはちと困りました。すると先ほどのftpのboot1.fs等が置いて合ったところに
rescue-small.fs
と言ういかにもお助けマン的なものがありました。これをgetして、これでブー
トしました。このときも
consdev com0
で起動するとみごとに端末から表示され初めました。同じように端末から
boot
と入力するとrescue-smallから起動し始めました。そして、#と言うshellのプロ
ンプトがでてきました。ここでインストールして有るhddにmountして、
/etc/ttysを書き換えると言う事です。
# mount /dev/wd0a /mnt
これでhddのrootパーティションにmountします。
/mnt/etc/ttysをeditorで編集しようと思って、viを起動しようとしたらviが
rescue-smallにはないようです。またこまった!
どうやらeditorとしては、edがあるようです。最初はsedがあるかな?と思って、
探したらsedは有りましたが、どうも動いてくれません。でもedの使い方はよく
わからん・・・。そこで、
# cp /mnt/etc/ttys /mnt/etc/ttys.org
とttysのバックアップを作る。
# cat >foo.txt
tty00 "/usr/libexec/std.9600" vt100 on secure local
とcatでfoo.txtと言うファイルを新規に付くって、上の1行を書く。これをttys
の一番下の行にappendします。
# cat foo.txt >>ttys
これで追加されました。'>'は2こ入力して下さい。'>'ではfoo.txtがただ上書き
されるだけです。またcatで1行を書き終わったらctrl+dで抜けます。これで端末
から、loginできました。
実は、viがなくて困っているとき、
mount_msdosが有ったので、「これでdosのフロッピーにmountできる」と思って、
実行したのですがどうもmountできませんでした。
また、上のconsdev等のオプションは、PC WEASEL 2000のおかげですぐに分かり
ました。もちろんWeaselを使えば、しりあるでなくてもインストールはできると
思います。またttysの編集もすぐにできたはずですが、Weaselでインストールで
きました!ではあまりにもあたりまえだし、芸がありませんから。でもWeasel便
利です。人に見てもらわなくてもbootの時のオプションが分かるのはちょっと感
動ものです。
以上です。
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渡辺 勝明
E-mail:katsuaki@watakatsu.com
URL:http://www.watakatsu.com/