渡辺です。 確か少し前に坂本君のメールで、HTMLで印刷用の文書を作成できないかという 問い合わせがありましたが、それに関して、XHTMLとIE5.50の組み合わせなら、 表示用と印刷用のスタイルを切り替え可能なことがわかりました。 ネタ本は、 「ビギニングXHTML」 オープンウェーブ システムズ監修、株式会社サン・フレア訳 インプレス発行、ISBN4-8443-1489-0、4980円 (http://home.ompress.co.jp/books/wrox/から本に載っているソースコード だけダウンロード可能) です。 # ご存知の方も多いと思いますが、XHTMLとはXMLの枠組みで定義しなおした # HTMLです。 同封の multistyle.html (XHTMLファイルです。スタイルシートとして pb-before.cssを読み込んでいます。)を見ていただくとわかりますが、 画面はゴシック、印刷は明朝体で表示できます。また、H1要素の前で 強制改ページできます。これでHTMLスライドを作るのが楽になりました。 残念ながらEmacs20.7+W3はXHTMLに対応していないようです。 早くすべてのブラウザがXHTML対応になってくれないかな。 これからはXHTMLで書きたい。 -- 渡辺隆行 (WATANABE Takayuki)
/* CSS2; 画面表示と印刷用のスタイルシート by nabe */ @media screen, print { h1 { text-align: center } } @media screen { body {font-family: sans-serif} /* ひげなしフォント (ゴシック) */ } @media print { body {font-family: serif} /* ひげつきフォント (明朝体) */ h1 { page-break-before: always } /* H1要素の前で強制改ページ */ }Title: 画面と印刷用のスタイルの使い分け
IE5.5とXHTMLを使うと、画面表示用と印刷用のスタイルシートを使い分けたり、印刷時に特定の要素の前で改ページしたりできるようになります。
画面表示ではゴシックフォントで表示されますが、印刷時は明朝体フォントで印刷されます。
画面表示では改ページされませんが、印刷時はH1要素の前で改ページが行われます。"pb-beforeh1.css" でカスケーディングスタイルシートを定義しています。
残念ながらNetscape 6は、IE5ほどCSS2に対応していないようです。