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CSUN



 南谷です。
 井上さん、渡辺さんの方から「CSUNの報告を」という話がありましたの
で、ちょっと書いておきます。CSUNをご存じない方は
http://www.csun.edu/cod/conf2001/index.html
をご覧下さい。
 そもそも、私が来んかいCSUNに行ったのは、併催されたLinux 
Accessibility Conference(LAC)なる会議に出席したかったのと、LA
観光をしたかったためで、CSUNのカンファレンスには一つも出席して
いません。CSUNのカンファレンスについてはちゃんと登録もしていらっ
しゃった西本さんの方がよくご存じだと思います。
#西本さんとは会場で初めてお話ししました。
 でLACですが、大半はSUNのGnome accessibilityについての議論でした。
SUNからはかなりの人数が参加しており、準備も相当していたようです。
(かなりの人数と言っても、参加者の総計が30-40人程度なのですが。)
あのPeter Kornがしきっていました。
余談ですが、参加者は決して多いとはいえませんが、Kornだけでなく
accessibility関係の有名人がかなり出席していました。
 でGnome accessibilityとはATK(Accessibility ToolKit)をGTK+に追加し
てGnomeをアクセシブルにしようという話のようです。私の判断では路線
としてはjava accessibilityに近いように感じました。
他にはMozilla accessibilityの話などもありましたが、内容的には意見
交換の色彩が濃かったです。
 しかし、Gnomeだけでなく、Mozilla, kdeでもaccessibilityへの関心は
あるようでした。
 CSUNの展示は一通り廻ってみました。全体として受けた印象はWindows
用のスクリーンリーだではJawsがやはり定番のようですね。技術的には
GW-Microなんかがなかなか面白い試みをしていて、機能的にも優れて
いるようです。
 BrailleLiteの新モデルが展示されていました。これまでのBL18を少し
薄くしたような形状で、smartmediaスロットが搭載され、最大128mbの
メディアをストレージとして利用できるそうです!!また、ジョグダイア
ルが新谷装備され、モデムも内蔵されました。今回の展示ではWinCE機も
含め何種類かノートテイカーが出ていましたが、操作性などインターフェ
イスではBrailleLiteが1歩先を行っているように感じました。
 ピンディスプレイ関係では、私にとっては、これと言って目を引くもの
はありませんでした。トレンドとしてはマイナなどのpc一体型やpc用の
キーボード一体型が多かったです。Tiemanが携帯用ピンディスプレイを
出していましたが、大きさ的にいまいちでした。
ピンディスプレイのpc接続用のインターフェイスとしてはあいかわらず
rs232cが主流でしたが、usbも数が増えてきていました。上記のtiemanの
物もusbでbus poweredで動作していました。
私としてはLinuxで使いたいという事情もありirda/ieee1394/bluetooth
を採用する意欲的な会社はないかと期待していたのですが、見当たりま
せんでした。
 以上、一応報告です。気になる点などございましたら、ご質問下さい。
(西本さんに訊いた方がいいかもしれませんが。)

#私がLAに行っている間にbep-mlでは活発な議論があったようで、まだ追
#いつけていません。