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RH6.2J Install Succeeded



井上です。

先日から騒いでいたLinuxの自力インストールですが、
RH6.2スタンダード版で成功しました。
ただし、インストール後の設定や利用にはLANからtelnetできる環境が必須です。

インストールしたマシンは
MB: AOpen ax6BC-R
CPU: Pentium III/450Mhz
MEM: 128M
HDD: IBM製13G+20G, Promise ata66接続
LAN: Corega FastEtherII
です。

dos端末としてWIN95のdosモードにグラスルーツを常駐させて利用しました。端
末ソフトはkermitで、起動語にkermitのプロンプトに対して
set port com1
set speed 9600
set parity none
connect
と入力します。これは端末PC側の通信ポートと速度を指定して、端末モードにす
ることを示します。
端末PCとLinux用のPCはクロスケーブルであらかじめ接続しておきます。

RH6.2JのCD-ROMをセットし、インストールフロッピーからブートします。
ディスクに少しアクセスして止まったところで、

text console=ttyS0 ide2=0x6800,0x6c02 ide3=0x7000,0x7402
とLinux用のPCのキーボードから入力します。HDDインターフェースなどで特殊な
ものを認識させるときなどもここでオプションを指定する必要があります。後ろ
のide2, ide3がそれで、Promiseのボードを指定しています。なので、通常は必
要ありません。
ttyS0はcom1で、ttyS1だとcom2がコンソールになります。
'='キーの位置が英語キーボードレイアウトで通常の^のキー(シフトしない)にな
ることに注意して入力します。
ide2, ide3のオプションパラメータはあらかじめrescueモードなどを使って調べ
る必要があります。(HOWTOなどによる)

接続とパラメータ入力が成功していれば、フロッピーの動作が止まったところで
端末PC側から起動メッセージが出てきます。
CD-ROMを読み込んだ後、言語選択画面が表示されます。デフォルトは英語のよう
です。日本語にしてもいいのだと思いますが、今回使用したkermitで日本語のコー
ド変換がわからなかったので、英語でインストール作業をしました。

インストールタイプの選択では「カスタム」を選び、インストール先パーティショ
ンやパッケージ、IPアドレスやホスト名を指定していきます。
「カスタム」を選ばないとliloを無条件でMBRにインストールしてしまうと思う
ので注意してください。
元々FreeBSDのブートローダが入っているマシンなので、liloはLinuxのパーティ
ションの先頭にインストールするように選択しました。
ホスト名, IPアドレス, 一般ユーザの追加は必須です。

後は特別な設定もせずにインストール作業に入ることができます。

パッケージのコピーが終わるとカスタムブートフロッピーをつくるかどうか聞い
てきます。ふつうは作った方がいいのでしょう。

最後にOKを押して再起動したら、RH6.2では家のLANボード(COREGA FastEtherII、
いわゆるVIA RHINE)を認識していて、再起動後すぐにvtnでログインできました。
一般ユーザからrootへのsuも問題なくできました。
ログインできればこっちのものです。今後ゆっくり似たり焼いたりしようと思い
ます。

今回が前回と大きく違ったのは、LANボードを最初から認識してくれていたこと
でした。前回はIPアドレスなどファイルコピー前に聞かれた記憶がないので、最
初からLANがあることに気づいてくれてなかったのでしょう。
シリアルからのログインにはやはりagettyのインストールが必要なようです。カー
ネルパラメータでconsole=ttyS0とかしてもやはりダメです。

以上、RH6.2Jならできた、という報告でした。

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                    Koichi Inoue, ARGV
                    E-Mail: inoue@...
                    ICQ UIN: 74900690