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「婚活」時代を読了した。Dan Kogai氏の書評のイメージがあったので、もっと社会的な内容かと思ったが、私のように結婚が出来ない男女の実態の話であった。っていうか、モロ私の話。
私が結婚しないorできない理由として以下のものがあげられる。いや心当たりがある。
- 出会いが無い
- 独りは意外に心地良い
- カスタマイズがめんどい
- 将来の経済力の保証がない
- ふと見たら、私の好みにぴったり女性がいて、何故か私のことにベタボレで、しばらくつきあっているうちに私も自然と結婚する気になって、結婚することになると思っていた。即ち、何もしなくても成り行きで結婚できると思っていた。などなど
本書は山田氏と白河女史の共著である。山田氏が結婚の社会的側面について述べ、白河女史が結婚しないorできない男女への調査結果から述べるという構成になっている。 男女雇用機会均等法および就職協定廃止以降、女性が自立して働き、自活できるようになり、必ずしも結婚する必要がなくなったという。つまり結婚できないのは、社会的な要因もあると指摘している。さらに我々の年代における結婚感や男女感というのは、親の世代と大きく異なっていないために、結婚できない状況がさらに増長されているとのことだ。とはいえ私は本書にある頑固不断という状態に陥っており、社会的要因に責任転嫁することはできない。 さらに本書はより具体的に、男女が結婚できない原因と対策を提示している。それによると男子はプライドを捨てて女子にアタックせよ、女子は視野を広げて男子を狩りに行けとのことである。
どうやら、とうの昔に愛する女性に捨てられ傷ついたことを忘れ、自分を変えて就職活動ならぬ結婚活動すなわち婚活が必要なようだ。だが私はどうして結婚しなければならないのかという疑問への答えを持っていない。とはいえ私は少しずつ自分を変え、婚活を始めてみようと思う。どっか遠くから湧いてきた縁談を前向きに利用するのも悪くない。もしかして母上or叔母の手のひらの上で私が踊らされているだけなのかもしれないが。
佐藤優著「獄中記」は既に読了している。二回目の通読をしつつ読書ノートを付けようと思っている。
Apr. 12, 2008 追記
なんか文章がメタメタだったので修正した。呑んで書いたらいかん。まぁ呑まにゃ書けん内容ではあるが。
武田邦彦氏らによる暴走する地球温暖化論を読了。現在声高に叫ばれている地球温暖化は科学的な根拠に疑問があるというところから、ダイオキシン、環境ホルモンの有害性への疑問や、中国の鉄鋼生産量急増のカラクリ、家電リサイクルの環境破壊などについて書かれている。著者の一人である薬師寺仁志氏は以下のような疑問を呈している。
- 将来の気候予測は可能なのか。可能であればどのくらいの確度があるのか。
- 1950年頃は地球温暖化、70年代は地球寒冷化、そしては現在地球温暖化で騒いでいる。これは一種の流行なのではないか。
- 昨今の平均気温の上昇は、本当に人間活動に起因するものなのか。
気候予測は計算機シミュレーションによって行われているが、気象は非常に複雑な現象で、10年後、50年後の信頼できる予測は非常に難しいだろうと思う。 ただ最近の平均気温の上昇を、温度計の経年劣化や百葉箱付近の環境の変化をその原因として揚げているのはちょっと強引かな。 また地球の環境はゆっくりと変化しており、現在は温暖化のフェーズに入っただけで、人為的なものではないという疑問への答えを私は持っていないが、太陽活動と平均気温の相関を根拠に、人為的原因を排除できるという論には私は賛同できない。なぜならここ5年ほどは太陽活動が落ちている時期だったからだ。
次に武田邦彦氏の家電リサイクルが環境破壊になっているという話には賛同できる。 ほとんどの人は気がついていないか忘れているようだが、リサイクルするのにもエネルギを消費するし、環境を破壊する。つまり再生にかかる環境負荷が、リサイクルしない場合に比べて小さければやればいいし、そうでなければ捨ててしまえばいいのだ。 だが家電に使われているプラスチックなどの素材には寿命があり、寿命を越えた材料は再利用できないし、リサイクルのために注入したエネルギに対する効率が悪いため、家電リサイクルはむしろ環境破壊になっているとのことだ。
さらに氏は、「環境にやさしい」製品や施策が「環境を破壊する方向に世の中が進むという前提で発想されている」のが問題と説く。 例えば生分解プラスチックは、プラスチックがこれからも大量に消費され、使い捨てにされることが前提の製品である。また透水性コンクリートや建材リサイクル法で義務付けられた、建物を取り壊したときに出るコンクリートを路盤材に使うことは、地表をコンクリートで 覆うことが前提になっている。本来ならばコンクリートやプラスチックを減らす方向にいかなければならないという氏の意見は真っ当だと私は思う。
この本で残念なのは、煽りや感情的な部分があるところである。特に巻末の「環境問題を真摯に、かつ楽観的に考えるためのブックガイド」は不要だ。このタイトルを見た瞬間に この章を読む気が失せたのは言うまでもなく(実際読んでいない)、本書全体がうさん臭く思えてしまった。 なぜ参考文献リストではいけなかったのか、理解に苦しむ。 せっかく地球温暖化の恐怖を植え付けられた人類に対して異論を呈しているのだから、冷静に論理を展開してほしかった。とはいえ「リサイクルは善」「炭酸ガスは悪」といった二分割思考から脱するために本書を読むのは良いかもしれない。
人為的活動が地球環境に影響を与えていようといまいと、長期的に見ると地球環境は必ず変化する。 問題はその変化に人類が対応できるかということである。必要なのは地球が温暖化or寒冷化してしまった時にどうするかという冷静な議論であると、本書を読んでそう思った。
blogger.com時代からの読者であれば、最近このblogのスタイルが変わったことに気づくだろう。写真が毎回付くとか、実名を出すようになったとか、コメントやTrackbackを受け付けるようになったとか。このルールでしばらくいこうと思う。最初に破綻するのは写真かな。これらは私のオリジナルである。いつネタ切れになるか楽しみではあるが。
今日は榊原英資著「幼児化する日本社会」を読了。氏が最近言いたかったことを書いたといった感じ。本書は、日本人全体が幼児化しているといい、その原因のひとつが二分割思考法であると言っている。二分割思考法とは、たとえば規制緩和は善で護送船団は悪、味方でなければすべて敵、といった思考のことである。複眼的に見ればほとんどのものは白黒付けがたいにもかかわらず、なんでもズバっと白黒付けてしまう風潮のことである。 この二分割思考法が日本人に蔓延しており、これは思考停止、すなわち思考の退化であり人間の幼児化であると説いている。私は概ねこれに賛同できる。
氏はこの二分割思考法が家庭、教育現場、企業倫理マスメディア、政治に現れており日本社会全体を幼児化させていると説く。マスメディアの二分割思考に関しては、ずいぶん前から元帥閣下が指摘していた。政治にもこの二分割思考が蔓延しており、「地方分権は善、中央集権は悪」「民は善、官は悪」のような思考停止で現制度を破壊する方向に動いているのだが、破壊した後どうするかは考えていないという。米軍はイラク戦争でイラクの政権だけでなく国内のインフラ、制度を破壊した。にもかかわらず復興策は何も考えていなかった。同じことを国内でやろうとしている。圧倒的な世論を背景に。おそろしい。
「あるある」の納豆騒ぎで思い知ったように、マスコミですら疑ってかからないといけない。確実なものは何も無い。現在正しいと思われている、科学的理論も暫定的なものだ。うちの学校にはビッグバン理論を本気でひっくり返そうとしている人もいるし、宇宙をやっている人に言わせるとブラックホールはまだ見つかっていないという。ブラックホールらしきものは見つかっているらしいが。しかし情報を得る手段はマスコミくらいしかないのもまた事実。ならば同じマスコミでも色々なチャンネルを見よう。地上派だけでなく、ケーブルテレビも。朝日ニューススターだけでも地上波では得られない情報が得られる。CNN、BBCは言うに及ばず。
上掲書によると、アメリカのルービン元財務長官に曰く「世の中に確実なものなどない。すべては確率論だ」と。彼は元債権のディーラーだったそうだ。なるほど、こういう思考になるのもうなずける。でも彼の回顧録には以下の記述がある。
「多くを与えてくれた両親のシルビア・ルービンとアレクサンダー・ルービン、そしてこの不確かな世界で私にとって唯一確かな存在である妻ジュディに本書を捧げる」
なんとすばらしい愛の告白だろうか。私にも確かな存在が欲しい。この不確実な世に輝く確かな唯一の存在が。
しかし私が書評を書くとは。のりぞう女史にインスパイアされたか?(笑)



