2009 京都・奈良の旅
例年通りというわけでもないが、冬の休暇にあわせて京都、奈良を旅行。今年の休暇は27日から1月6日まで。ちょっといつもより長め。まぁいろいろ宿題が出ているのでなんだかんだ仕事をしていそうだが。
今年の目当ては、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像と唐招提寺の千手観音立像、東大寺の三月堂だ。その他、清水寺、三十三間堂、法隆寺、秋篠寺に参詣。
弥勒菩薩と千手観音立像は小さい頃に一度見ているはずだが、ほとんど記憶が無い。弥勒菩薩は表情が印象的なので顔のアップの写真が多い。今回全身を見てこんなに華奢な体だったかと驚いた。正面から見るとものすごく心もとない。だが少し斜めから見ると、前傾の姿勢とマッチしてとてもバランスが良い。
実は広隆寺には弥勒菩薩像が3体ある。弥勒菩薩半跏思惟像が二体、座像が一体ある。半跏思惟像のもう一体は百済伝来の者、そして座像は天平時代の作である。百済伝来と天平の作の表情は無表情か、難しいことを考えているような表情であるが、もう一体(これが有名な像)は笑みをたたえている。50億年後は釈迦にかわって人々を救う役割を引き受けてしまった弥勒菩薩が、どうしようもない人類をどうやって救おうか考えていたのだが、ついシャレを思いついてしまってクスっと笑ってしまった時の表情かもしれない。いかんいかん聖☆おにいさんのブッダのイメージだな。
次に清水寺。清水寺の中にある地主神社は縁結びの神様である。結構有名らしい。結活(笑)中の身として、去年から参拝しておみくじを引いているのだが、去年は凶だった....orz。今年はなんと大吉。来年はいい出会いがあるね。きっと。
そして三十三間堂。ここも毎年行っている。京都の中で最も好きな寺の一つだ。堂内のあの荘厳かつ清らかな雰囲気、千一体の千手観音立像に風神雷神と二十八部集、そして本尊の十一面千手千眼観音像。特に本尊の光背がすばらしい。これらはいつ見ても良い。
京都はこのくらいにして奈良へ。奈良に行くと東大寺の大仏は必ず見に行っている。が、ここ数年天平期の傑物を見てきたせいか、大きさでは驚くが仏像としては物足りなさを感じるようになった。東大寺南大門の金剛力士像のあの躍動感のある像を見た後ならなおさらだ。今回は大仏殿だけでなく三月堂まで足を延ばした。三月堂は東大寺で最古の建築と仏像を有する。本尊羂索観音立像はすばらしい。
大仏が仏像として物足りないのには、やはり製法の違いがあるだろう。最近私がハマっている天平期の仏像は脱活または木芯乾漆という製法で作られている。これらはまず粘土などで仏像の形を作り、それに絹を漆を重ね、乾かし、最後に中の粘土を取り出して作る。一方大仏は鋳物なので装飾や造形に凝ることが難しい。
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