続 2009 京都・奈良の旅
翌日は西の京と法隆寺へ。
唐招提寺は、金堂と千手観音立像と本尊の修復が終わり、今年の秋から一般に公開されている。今年で三年連続で参詣している。一度目は修復中に、二度目は金堂に入れず、そして三度目の今日ようやく三尊を見ることができた。一度目の修復中に千手が外された姿を見ていたのと全くイメージが違う。あんな密度で手が付いているのかと驚く。千本手がある千手観音は国内には三体しかない。そのなかの一つだ。ほとんどは四十二手をもって千手に換えている。
そして法隆寺へ。奈良から法隆寺へのアクセスは悪い。1時間に1本しかないバスに乗っていくか、JR関西本線の法隆寺駅から20分歩くしかない。そのうえ西ノ京からのアクセスなので、近鉄で大和郡山まで行き、15分ほど歩いてJR郡山駅までいかなければならなかった。
アクセスの不便さにぶーたれた後、法隆寺南大門をくぐると五重塔と中門が目に入る。こじんまりとした感がある。バランスが絶妙である。中門のそばにある松の木の枝振りまで計算されているかのように。
最後に大和西大寺に戻り、少し時間があったので秋篠寺に行った。この寺のことは知らなかったのだが、職場の事務の方が行ってみろと勧めてくれたので行ってみた。大和西大寺駅から15分位歩く。行ってみると小さな寺だ。金堂は国宝。以前は講堂だったようだが、金堂が火災で失われたため講堂を本道としたようだ。目玉は伝伎芸天立像は腰を左側にわずかに曲げている。薬師寺の日光月光菩薩立像のように。確かに美しい。
大和西大寺駅に戻り、伊丹空港へ。近鉄は基本的に奈良線と橿原線しか使っていなかったのでピンとこなかったが、大阪まで通じているのね。大阪なんば駅から地下鉄、モノレールと乗り継ぎ伊丹空港へ着く。機体がボンバルディアQ400という80人乗りの小型機であることを忘れていたので出発15分前にボディチェックに並んでいたら、名指しで呼び出しをくらった。小型機はバスでエプロンまで行くので最終案内が早いのだった。なんとか間に合い、定刻で出発。到着は少し早かったようだ。その後地元のバーで朝まで。いつもは空いている店なのだが、私がきた後に満席に。楽しい夜だった。
ここ数年の京都、奈良旅行で、古建築と仏像に関してずいぶん自分の好みがわかってきた。同じ建築と仏像を何度も見ることで余裕を持ってみることができたからであろう。今度は製法や建築技術、流派など知識を付けてもう一度見てみることにしよう。
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