HTML5雑感
最近のGoogle coding blogの記事を見ると、GoogleはHTML5への積極的な対応をしている。ChromeもHTML5を徐々にサポートしつつある。W3CがWHATWGに尻を叩かれて、HTML5の議論を本格的に始めたし、これから着々とHTML5の仕様が決まり、対応が進むのかな。
せっかくなのでW3CのHTML5のTechnical Reportをざっと見てみた。 いままで独立した仕様だったDOMがHTMLの一部として定義されているところから、HTML4に「振る舞い」を加えたものになっているようだ。
HTML5対応のブラウザが普及するまでに時間はもう少しかかるだろうが、おそらくAjaxをはじめとするWebアプリケーションの時代が来るのだろう。一般的なアプリケーションのロジックとデータはネットワークの向こう又はLANの中のサーバにあり、ブラウザがJavaScriptインタープリターとしてユーザーインターフェースを担当する。シンクライアントの時代に。
そうなると、例えば家庭に1台マルチコアのCPUを持つHome Serverがあり、家族はブラウザが動く程度の小さな端末でサーバに入っているアプリケーションをみんなで使うことになる。大半の人のPCの用途であるWeb、Mail、文書作成、閲覧、表計算くらいであればすでに実用化されている。もちろん小さな端末といっても、ディスプレイは大きくてもいいし、iPod touchをB5サイズにしたようなタッチパネルの端末でもいい。ただそうなると、数値計算でつかうような高速な計算機は、スケールメリットを失うので非常に高くなるなぁ。
HTML5が普及するにつれて、PCの利用に関してパラダイムシフトが徐々に起こるだろう。だがおそらくこれは企業から先に普及する。一般の人はケータイで満足しているから。とはいえ企業がこのパラダイムシフトに対応できるかどうか、これはまた別の話か。
言うまでもないが、HTML5の仕様がこのまま固まったとしても、目論見通り普及するとは限らないし、私が頓珍漢な認識しか持っていない可能性もある。鵜呑みにして騒いでも私は責任を一切とらない(ってか、とれない)のでそのつもりで。
写真はカメラが届いてから。
2009-06-06 追記
写真を追加しました。
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