November 2008 Archives
昨日は横浜で開催されていた組込み技術展へ行った。時間もあまりなく、展示会のみで情報収集。景気は悪くなっているなぁってのが正直な感想。去年はコンパニオンのおねぇさんも多く、ノベルティグッツも豪勢だったのだが。今年もらったノベルティで金が懸っているのは水筒くらいか。またくじ引きタイプが目についたので、ノベルティの質を上げて数を減らすことで結果的にコストダウンということなのだろう。
今年のキーワードはAtomとセキュリティ。FPGAは去年と大きな変化はないようだ。FPGAにNiosなりMicroBlazeといったCPUを載せて使いましょうというのは去年と同様。たいていマイコンと周辺機器をつなぐのにどうしてもロジックが必要なので別に組んでいたのだが、そろそろFPGAボードの調達先を見つけて、そっちに行くかな。IntelのAtomはやっぱり目玉。各社小型の組込み省電力PCボードを発表している。消費電力は10W以下。インターフェース社の製品は7Wと言っていたかな。すばらしい。
省電力の何がすばらしいかというと、確かに環境負荷や電気代というのもあるが、CPUの空冷ファンが不要になることだろう。24時間常時監視システムをPCで構築して運用していると、大抵最初に壊れるのは電源とCPU、及びHDDだ。即ちモータといった機械部品がある部分。壊れ易い部品がなくなるだけで、MTBF(故障するまでの平均時間)が伸びる。これは止められないシステムを運用する上で非常に大きなファクタだ。例えば電源はNipron社の製品を使い、ディスクはコンパクトフラッシュまたはSSDを使う事で、(電源があるのでファンレスにはできないが、Nipronの製品のMTBFは70000時間あるので)飛躍的にMTBFをのばす事ができる。
あと目を引いたのが、東京農工大のCellの研究。CellはPlaystation3にも使われているCPUなのだが、高速にベクトル計算できるSPEというユニットを8個(PS3は7個が使用可能)もっている。この各SPEにMINIXを載せるということを発表していた。 CellにはPPEというCPUも持っており、PPEでLinuxでも動かしてSPEにタスクを割り振るというのが一般的な使い方だ。MARSというSPEに小さいOSを載せて、タスク管理をSPE主導にするプロジェクトは聞いていたが、東農大はMINIXでやりますか。おもしろそう。これだけでなくDocomoの携帯にSchemeインタープリタを載せるということも試みているようだ。なかなかコアだねぇ。
そういえば、圧力鍋を買った。テレビショッピングで圧力鍋をやっていて、衝動買いした。アマゾンで。昨日試してみたら、かしわが柔い柔い。明日は豚の角煮に挑戦。
写真は、スーパーの酒屋で見たエビスとギネスのハーフ&ハーフ。やってみたかった。パンフレットにはスプーンを使って作るとあったが、エビスをグラスの半分くらい入れた後、ギネスをグラスの縁に沿わせてゆっくり注ぐ事でスプーンを使わなくても作る事ができるようだ。まぁ味は普通のハーフ&ハーフ。
数日前BSを見ていたら、T-Squareの「野音であそぼう」を放送していた。どうやら30周年らしく、以前のメンバも参加していた。ドラム5台のセッションは最高!勢い余って30周年ライブDVDをAmazonでぽちり。今日届いて満喫中。すばらしい。また笛が吹きたくなった。以前、楽器を買ったきっかけもSquareのライブだったような。
さて昨日の夜、新橋でインタビューを受けたのだが、どうやら今朝の情報番組で流れたようだ。アナウンサからの質問と違う事を言ったので、どーせ使われないだろうと油断していた。ってか忘れてた。偶然見た人によると10秒くらいの出演(笑)。1分位話したのに....それも私が言いたかった事は使ってくれなかったみたいだし....
むー、いきなりマイクを向けられて短時間で意見をまとめて話すのはなかなか難しい。
先日、携帯電話内蔵のGPSユニットについての不満をこのblogにぶつけたが、この勢いで携帯電話またはiPod touch/iPhone用のGPSユニットの開発を目論んでいる。
市販されているGPSモジュールを調べてみた所、モジュールに電源を入れてしばらくすると、UART(シリアルポート)から位置や時刻、航法についての情報が流れてくる仕様のようである。ならばiPod touchや携帯電話が持っているシリアルポートと接続して、GPSモジュールから流れてくるデータを解析し、記録するアプリを書けば目的は達成することができそうだ。
現在秋月で買ってきたGPSモジュールを試験すべく、PCに接続するための回路を作成した。 iPod touchに接続するためのDock Connectorも千石から買ってきた。Jailbreakも完了。着々と準備が進みつつある。ただこれからiPodの閉鎖性に直面することになる。私が書いたアプリはおそらく配布できないどころか、情報の公開も制限されてしまう。
だんだんRichard Stallmanの気持ちがわかってきた。
もしもあなたが、なにかしら電化製品を買ったとしよう。あなたがその製品の機能の全てを自分の都合の良い時に使えないとしたら、たとえばHDDレコーダーを買ったとして、「冬ソナは録画はできるけど、再生できません。録画した冬ソナを見たければ、メーカーの許可を得てください」と言われたとする。そのHDDレコーダーは本当にあなたのものだろうか。
最近携帯電話会社の料金体系が変わり、分割で携帯電話代をちゃんと請求されている。以前のように契約奨励金で所有権の大半をキャリアに持って行かれている時代ではない。我々は携帯電話の全額料金を払って購入しているのだ。
え?払ってないって?
ではなぜ2年縛りという制限があるのか。忘れないでほしい。ちゃんとあなたは2年間即ち24ヶ月でちゃんと分割払いしていることを。
即ち即金で携帯を買おうと、二年縛りを粛々と黙って受け入れようと、我々は携帯電話の所有権を有しており、あなたが持っている携帯電話の全ての機能を使う権利がある。では、我々は本当に携帯電話の全機能を使うことができるのか。
私は自分が持っている、私が所有権を有している、即ち自分が持っている携帯電話くらい全機能を使おうと思えば使えると思っていた。しかし私が持つ携帯電話すら、全ての機能が自由に使えないこということを思い知らされた。
私は先日OpenStreetMapというプロジェクトを知り(このプロジェクトはGPSを持ってその辺を歩き回り地図データをみんなで集めようといものだ)それに貢献しようと私の携帯電話に搭載されているGPS機能を使おうと、定期的にGPSで現在位置を取得し保存するアプリをつくろうとした。しかしdocomo曰く、おまえの携帯のGPSを使いたければ、俺たちの許可を受けろと。即ちiMenuに掲載されていなければ、GPSを使ったアプリケーションは配布させませんよと。
どうやら私が所有権を有していたと思っていた携帯電話は、私の自由にはならないらしい。私の携帯電話に内蔵されているGPSユニットの所有権じゃ私にはないらしい。docomoのiMenuとやらに掲載されなければ私の携帯に内蔵されているGPSユニットは自由に使えないらしい。
今日バーの店員の女の子と一緒に電車に乗って、携帯電話の話をした。「何か携帯電話に不満がある?」と聞くと、「時々mailが届いて、時々Web pageが見れて、時々電話が通じればいい」と。でも時々「道に迷って現在位置がわかるのも良いですね」
非常にまっとうな意見だ。おそらく一般的な意見だと思う。私も先週までそうだった。でもいざ使おうとした時に使えないのは納得いかない。もしもdocomoの契約書にサインした書類に、「 携帯端末をdocomoがいくらで売りつけようとも、お前らの自由にさせない」という条項が含まれていたのならしかたがない。サインした以上受け入れよう。しかしこう私が言ってもいいはずだ
携帯電話ユーザの諸君、君たちの携帯電話は本当に君たちのものなのか?




