ネット規制法でフィルタリングされたネットから、青少年がエロ画像を取得する方法
こんなタイトルにすると、アクセスが伸びるかな。(笑)
7月17日のニュースの深層を見ていたら、先の国会で成立した「ネット規制法」について議論していた。この法律は18歳以下の携帯電話からのインターネット利用について、保護者からの要請がない限りフィルタリングを義務づけるという法律だ。
衆議院のWebサイトにある、ネット規制法の法案「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案」によると、第二条(定義)に以下の規定がある。
3 この法律において「青少年有害情報」とは、インターネットを利用して公衆の閲覧(視聴を含む。以下同じ。)に供されている情報であって青少年の健全な成長を著しく阻害するものをいう。
4 前項の青少年有害情報を例示すると、次のとおりである。
一 犯罪若しくは刑罰法令に触れる行為を直接的かつ明示的に請け負い、仲介し、若しくは誘引し、又は自殺を直接的かつ明示的に誘引する情報
二 人の性行為又は性器等のわいせつな描写その他の著しく性欲を興奮させ又は刺激する情報
三 殺人、処刑、虐待等の場面の陰惨な描写その他の著しく残虐な内容の情報
3 この法律において「青少年有害情報」とは、インターネットを利用して公衆の閲覧(視聴を含む。以下同じ。)に供されている情報であって青少年の健全な成長を著しく阻害するものをいう。
9 この法律において「青少年有害情報フィルタリングソフトウェア」とは、インターネットを利用して公衆の閲覧に供されている情報を一定の基準に基づき選別した上インターネットを利用する者の青少年有害情報の閲覧を制限するためのプログラム(電子計算機に対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わされたものをいう。)をいう。
この法律で義務づけられているフィルタリングの対象は、「インターネットを利用して公衆の閲覧に供されている情報」であると規定されている。どうやらこの法律はWebを対象にしているようだ。Web=インターネットという感覚を見るに、お役人様のネットワークの知識は....orz
さてもし私が、うら若き青少年にエロ画像をばらまくという暴挙に出ると仮定しよう。どうするか。簡単である。有害情報を添付するメールマガジンを始めれば良い。おそらくこのメールマガジンの登録を受け付けるWebサイトは有害情報と認定されるだろうから、コンビニで売っている雑誌にでも、「subscribe@example.comにメールを送るとむふふ画像が!」的な広告を載せれば良いだろう。もっとやればハイパーリンクをemailで代用することができるかもしれない。
まぁこのアイデアは、この法律がいう「有害情報」が、インターネットを利用して公衆の閲覧に供されている情報の一部であると限定されており、メールマガジンが公衆の閲覧に供していないということを前提としている。即ち「公衆の閲覧に供されている」の解釈によって、どーにでもなるという弱さを持っている。また施行から3年後に見直すということなので、本当にやろうと思った人は注意しましょう。(笑) もちろんこの記事は冗談である。私がやることは、さらさら考えていないし、誰かが本当にやって、私に責任転嫁しても責任はとれないのでそのつもりで。
そもそも誰が、有害情報を認定するのだろう。この法律によると、登録された民間の団体らしいが、青少年に有害か否かというのは主観的なものだ。例えば保坂議員によると、高市早苗議員が委員長の自民党青少年特別委員会が「有害情報は国が定義する」という結果を出したとのことだ。「有害情報は国が定義するなんていう考えが有害だなぁと」私は考える。このくらい主観的なものだ。 まぁ西洋のようにメジャーな宗教によって基本的なコンセンサスがある場合はどうにかなるかもしれないが、現在の日本ではグレーゾーンが広くなりすぎて難しいと思う。よってその団体は、何か問題が起こった時に、フィルタリングが甘かったからだと攻撃されないように、無駄に規制をかける懸念がある。昨今の風潮を見るに特にそう思う。
傑作だったのは、現在20歳未満を対象に行われている携帯サイトのフィルタリングは、総務省 インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会 中間とりまとめ[PDF]によると、アダルトや違法行為、オカルト、出会い系はもちろん、宗教や政治に関するサイトもフィルタリングされているということだ。つまり若者は、政治家の先生方のWebサイトを携帯電話から見ることができないのだ。宗教もダメなので、法隆寺や唐招提寺といった古寺はもちろん、靖国神社もNG。高市センセほんとうによろしいんですかぁ?(笑)
最後にようやく本題。驚くべき事に、ここまでは前置きだったのだ。もう誰も読んではいるまい。
私は、前述の番組を見て、ゲストの保坂議員が提示した資料の元ネタを探すといった調査を、この記事を書くために2時間ほど行った。この法律の対象たる青少年が、テレビ番組を見て、興味を持った or 納得いかない事を自分で調査するという行為が、このフィルタリングによって阻害されないか、私は非常に心配である。二分割施思考に陥らないオトナになるためには、疑問を持ったら自分で調べ、そして考えるという訓練を若い頃に始めるということは、非常に重要なので。
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どうも。
議論の多い法律であることは健全な大人(どうやって定義するかとか聞かないように)ならわかっていることでしょう。自分に子供がいてこんな法律があったなら、携帯電話契約時にさっさとフィルターを外してやるだろうな。子供が自分でフィルターできなきゃだめでしょう。その価値観を直接的に育てるのは親以外ないだろうし。
そっか…、ウェブだけが規制されているんなら、メーリングリストでも作ればいいのか…。その昔LynxMailってのがあったな。ウェブをメールで送ってくれるやつ。まさか業者もメールまでは検閲してはいまい。
携帯キャリア各社は、フィルタリングなんて本音じゃやりたくないだろうね。キャリアにとってコスト要因だし、フィルタリングが不十分なことで、社会的攻撃の的になるリスク要因でもあるので。なのでメールはしばらくフィルタリングにはかからない。
青少年のWebアクセスのかなりの割合が携帯からのアクセスになっている。携帯電話からのWebアクセスをフィルタリングすることで、有益な情報を日本の青少年だけアクセスできなくなる懸念がある。フィルタリングの粒度が荒さが改善されれば、もう少しマシになるのかも。でもこういう方法で規制されると、つい警戒してしまう。過剰反応なのかもしれんけど。
こんな記事を書いたことで、このblogも有害情報blog決定だな(笑)
ども。
フィルタリングしたことで社会が安心しなきゃいいなっていうのが本音。日本は先進国の中ではポルノ関係は規制が甘い国なんだよね。人身売買だって先進国の中では規制と対策がきちんとしていない。
「アジアの女の子はいかがですか?」なんてメールもときどきくるぞ。
ということで、そういうのを子供の目につかないようにするだけで解決なのか胃?ってことですわ。