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January 24, 2008
リサイクルは善or悪?
武田邦彦氏らによる暴走する地球温暖化論を読了。現在声高に叫ばれている地球温暖化は科学的な根拠に疑問があるというところから、ダイオキシン、環境ホルモンの有害性への疑問や、中国の鉄鋼生産量急増のカラクリ、家電リサイクルの環境破壊などについて書かれている。著者の一人である薬師寺仁志氏は以下のような疑問を呈している。
- 将来の気候予測は可能なのか。可能であればどのくらいの確度があるのか。
- 1950年頃は地球温暖化、70年代は地球寒冷化、そしては現在地球温暖化で騒いでいる。これは一種の流行なのではないか。
- 昨今の平均気温の上昇は、本当に人間活動に起因するものなのか。
気候予測は計算機シミュレーションによって行われているが、気象は非常に複雑な現象で、10年後、50年後の信頼できる予測は非常に難しいだろうと思う。 ただ最近の平均気温の上昇を、温度計の経年劣化や百葉箱付近の環境の変化をその原因として揚げているのはちょっと強引かな。 また地球の環境はゆっくりと変化しており、現在は温暖化のフェーズに入っただけで、人為的なものではないという疑問への答えを私は持っていないが、太陽活動と平均気温の相関を根拠に、人為的原因を排除できるという論には私は賛同できない。なぜならここ5年ほどは太陽活動が落ちている時期だったからだ。
次に武田邦彦氏の家電リサイクルが環境破壊になっているという話には賛同できる。 ほとんどの人は気がついていないか忘れているようだが、リサイクルするのにもエネルギを消費するし、環境を破壊する。つまり再生にかかる環境負荷が、リサイクルしない場合に比べて小さければやればいいし、そうでなければ捨ててしまえばいいのだ。 だが家電に使われているプラスチックなどの素材には寿命があり、寿命を越えた材料は再利用できないし、リサイクルのために注入したエネルギに対する効率が悪いため、家電リサイクルはむしろ環境破壊になっているとのことだ。
さらに氏は、「環境にやさしい」製品や施策が「環境を破壊する方向に世の中が進むという前提で発想されている」のが問題と説く。 例えば生分解プラスチックは、プラスチックがこれからも大量に消費され、使い捨てにされることが前提の製品である。また透水性コンクリートや建材リサイクル法で義務付けられた、建物を取り壊したときに出るコンクリートを路盤材に使うことは、地表をコンクリートで 覆うことが前提になっている。本来ならばコンクリートやプラスチックを減らす方向にいかなければならないという氏の意見は真っ当だと私は思う。
この本で残念なのは、煽りや感情的な部分があるところである。特に巻末の「環境問題を真摯に、かつ楽観的に考えるためのブックガイド」は不要だ。このタイトルを見た瞬間に この章を読む気が失せたのは言うまでもなく(実際読んでいない)、本書全体がうさん臭く思えてしまった。 なぜ参考文献リストではいけなかったのか、理解に苦しむ。 せっかく地球温暖化の恐怖を植え付けられた人類に対して異論を呈しているのだから、冷静に論理を展開してほしかった。とはいえ「リサイクルは善」「炭酸ガスは悪」といった二分割思考から脱するために本書を読むのは良いかもしれない。
人為的活動が地球環境に影響を与えていようといまいと、長期的に見ると地球環境は必ず変化する。 問題はその変化に人類が対応できるかということである。必要なのは地球が温暖化or寒冷化してしまった時にどうするかという冷静な議論であると、本書を読んでそう思った。
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この人の本は、自席の近くでも話題だよ。
"環境にやさしいッテ事をウリにして、裏でベロ出してンじゃねーよ!"
って事を言いたそうな人だというのは、なんとなく想像できるね。
やっぱ、感情的に、非建設的なところが目立ったりだったか。
とりあえず、これを買うだけ買ったよ。(積みそうだが)
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
http://www.amazon.co.jp/dp/4862481221
↑が読むに値する本だったら、コレも買うよ。
「環境問題のウソ”のウソ」
http://www.amazon.co.jp/dp/490306316X
CO2による地球温暖化が科学的によくわかっていないって話だけならよかったのだけどね。
煽りや感情論が入っていたのが残念。
まぁ二分割思考に陥らないためにも、異論も聞いて自分で考えないとね。
ということで、煽りや感情論が入っていることを承知して読んでみるのは悪くないと思ふ。