October 2007 Archives
blogger.com時代からの読者であれば、最近このblogのスタイルが変わったことに気づくだろう。写真が毎回付くとか、実名を出すようになったとか、コメントやTrackbackを受け付けるようになったとか。このルールでしばらくいこうと思う。最初に破綻するのは写真かな。これらは私のオリジナルである。いつネタ切れになるか楽しみではあるが。
今日は榊原英資著「幼児化する日本社会」を読了。氏が最近言いたかったことを書いたといった感じ。本書は、日本人全体が幼児化しているといい、その原因のひとつが二分割思考法であると言っている。二分割思考法とは、たとえば規制緩和は善で護送船団は悪、味方でなければすべて敵、といった思考のことである。複眼的に見ればほとんどのものは白黒付けがたいにもかかわらず、なんでもズバっと白黒付けてしまう風潮のことである。 この二分割思考法が日本人に蔓延しており、これは思考停止、すなわち思考の退化であり人間の幼児化であると説いている。私は概ねこれに賛同できる。
氏はこの二分割思考法が家庭、教育現場、企業倫理マスメディア、政治に現れており日本社会全体を幼児化させていると説く。マスメディアの二分割思考に関しては、ずいぶん前から元帥閣下が指摘していた。政治にもこの二分割思考が蔓延しており、「地方分権は善、中央集権は悪」「民は善、官は悪」のような思考停止で現制度を破壊する方向に動いているのだが、破壊した後どうするかは考えていないという。米軍はイラク戦争でイラクの政権だけでなく国内のインフラ、制度を破壊した。にもかかわらず復興策は何も考えていなかった。同じことを国内でやろうとしている。圧倒的な世論を背景に。おそろしい。
「あるある」の納豆騒ぎで思い知ったように、マスコミですら疑ってかからないといけない。確実なものは何も無い。現在正しいと思われている、科学的理論も暫定的なものだ。うちの学校にはビッグバン理論を本気でひっくり返そうとしている人もいるし、宇宙をやっている人に言わせるとブラックホールはまだ見つかっていないという。ブラックホールらしきものは見つかっているらしいが。しかし情報を得る手段はマスコミくらいしかないのもまた事実。ならば同じマスコミでも色々なチャンネルを見よう。地上派だけでなく、ケーブルテレビも。朝日ニューススターだけでも地上波では得られない情報が得られる。CNN、BBCは言うに及ばず。
上掲書によると、アメリカのルービン元財務長官に曰く「世の中に確実なものなどない。すべては確率論だ」と。彼は元債権のディーラーだったそうだ。なるほど、こういう思考になるのもうなずける。でも彼の回顧録には以下の記述がある。
「多くを与えてくれた両親のシルビア・ルービンとアレクサンダー・ルービン、そしてこの不確かな世界で私にとって唯一確かな存在である妻ジュディに本書を捧げる」
なんとすばらしい愛の告白だろうか。私にも確かな存在が欲しい。この不確実な世に輝く確かな唯一の存在が。
しかし私が書評を書くとは。のりぞう女史にインスパイアされたか?(笑)
贅沢とは何だろう。Yahoo!辞書によると、「必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま」とある。ネガティブな意味のようだ。
最近、異常にレンジファインダーのカメラZeiss Ikonが欲しい。これは明らかに贅沢である。銀塩写真は実家から持ってきたCanon AE-1で我慢。Ikonは50mmレンズ付きで安くても17万。うーむ。貯金します。
着々とスタイルシートを更新し、このblogでの基本ルールを決めている。このMovable Type 4は、Transitionalではあるが各記事をvalid XHTMLで書けば、ちゃんとblog全体がvalid XHTMLになって心地良い。
さて、今週はいろいろあったのでblogの再開が遅れてしまった。そろそろ始めようか。不肖ナカヲが書いているblogである"Noise Factory"を始めて見る人はいないだろうが一応書いておく。このblogはサーバースペースにノイズを振り撒く事を目的としているblogである。さらにノイズを振り撒いておきながら、誰にもそのノイズが届かないという状況を理想としている。即ち、あなたが今このページを見ている時点で私の理想は達成されないということになる。願わくば振り蒔ければ....以下略。
このblogは2005年6月に始まり現在に至る。2007年10月にblogspot.comからこのargv.orgに移転した。次に移転する時は、私がこのARGVというグループから追い出された時か、ARGVが無くなった時だろう。2005年6月から2007年10月までの記事はhttp://noisefactory.blogspot.com/にある。
今週はいろいろあった。ってかまだ今週は終わっていないが。日曜には私のbossの息子さんが急遽亡くなられてその通夜と葬儀の受け付けをやった。 連休中にも関わらず集合し、各々が全体を把握し与えられた仕事をこなす。また柔軟にそれを変更する。緊急事態に加速器屋は強い。今回のことで改めて認識した。あと科研費の書類の学内締め切りが昨日だったりで大変だった。
bossや奥様の顔を見ると「身体八腑、これを父母に受く。あえて毀傷せざるは、これ孝のはじめなり」とよく親父殿に言われたことを思い出す。子供は健康でいるだけで親孝行なのだ。親に自分の葬式を出させてはいかんとつくづく思った。以前私は死が自然だからこそ生は貴重だと書いた。今回はさすがに生はやはり貴重だということをつくづく実感させられた。
さてそろそろやめよう。なんかいくつか書きたいことがあったのだが、今週のごたごたで忘れてしまった。まぁ思い出したら書くことだろう。あぁあと近々スタイルシートを変更する事になるだろう。気に入らない。時々見た目が変わるが気にしないように。



