Emacspeakについて
EmacspeakはT. V. Raman 氏によって開発された、Emacs音声化マクロです。
今の所多くの視覚障害者は、UNIXを利用するときスクリーンリーディングソフト
ウェアの動いている他の端末からloginするのが普通ですが、Emacspeakは、作業
がEmacsで閉じている限り、UNIXマシンのコンソールから、音声で確認しながら
の操作を可能とします。
Emacspeakの特徴としては以下のようなものがあります。
- 音声で確認しながらの編集作業ができる。
- Emacsのほとんどの操作、エコーエリアへの表示を音声出力できる。
- Emacs-W3を用いれば、音声スタイルシートに対応したWEBブラウザ環境が提
供される。
- 端末エミュレータモードがdosのスクリーンリーダー並にしっかり音声化さ
れており、シェルコマンドや他のフルスクリーンプログラムが容易に実行で
きる。
- Emacs自信を音声化するので、X11等のウインドーシステム上の実行でもまっ
たく問題なく使用できる。
現在はDECTALK, DOUBLETALKなど、一部の英語音声合成装置とIBMのViavoice
Outloud、WINDOWS環境ではSAPI対応の英語スピーチエンジンに対応しており、
内部のコードもASCIIコードのみを対象としている部分があります。
そのため日本語を扱うことができませんが、これを日本語化すれば、視覚障害者
のUNIX環境が大きく向上することが期待されます。
Emacspeak(オリジナル)は以下からも入手できます。
blinuxのftpサイト
bep-contact@argv.org